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「譜めくりの女」

2008-11-02 | 映画「は」行
物静かな少女メラニーの夢はピアニストになること。その実現に、並々ならぬ情熱を注いできた
彼女だったが、コンセルヴァトワールの入学試験で、審査員を務める人気ピアニスト、アリアーヌ
(カトリーヌ・フロ)の無神経な態度に心を乱され、散々な結果に。これによって夢を諦めたメラニー。
十数年後、美しく成長した彼女(デボラ・フランソワ)は、アリアーヌとの再会を果たす。2年前に
交通事故の被害に遭い心に傷を負ったアリアーヌは、演奏に対する恐怖心を拭えず苦悩していた。
やがてメラニーはそんな彼女の信頼を勝ち取り、演奏会での“譜めくり”役に抜擢されるのだが・・。


子供の時に受けた傷、かくもその子の人生をも変えてしまうものなのか・・。
確かにあの試験場で、アリアーヌの取った行動は(というよりも
あのサインをして、とやってきた女性を試験の最中に部屋に入れる
こと自体がすでに間違ってると思うけど。誰が入れたんだ!と怒ってた私)
すごく軽率で、見てるこちらも気分を害しましたが、
それにしてもその後のメラニーの行動・・。すごい・・。

ゾワゾワするような心理サスペンスでしたが、内に秘めたる怨念が
見え隠れするメラニー役のデボラ・フランソワからひしひしと感じられて、
不気味でしたわ~。彼女上手い!それに綺麗だったなぁ。
ちょっと上目使いで、彼女が持ってる暗い過去と密かな怒りを
いつも感じるような演技。 

少女時代のメラニーを演じた子も、将来このメラニーになるというのが
わかるという繊細で綺麗な子で、繋がりがとてもよかったです。

それにしても、メラニーは暗い青春時代を送ったんだろうなぁ~・・と
なんだか暗澹たる気持ちになりました。
計算しつくして、きっとあそこに行き、憎きアリアーヌに出会えるよう
取り込むよう努力してきたと思われ、そのためだけに彼女の
青春時代を過ごしたのかも。確かに子供の頃から、かなり思い込みの
激しい、秘めたる闘志みたいなのがある子として描かれてたから
いくら子供とはいえ、あのときのショックがどうやっても取り去ることが
できなかったんでしょうかね~。

アリアーヌの家に入りこめてからの彼女の行動には目が離せなかったです。
多分あんなこと、こんな事をするんだろう、と私が思ってたことが
当たってる部分もあったんですが、ひとつ(それもメインとして)、
えぇ~~~っ、そういうことにしちゃうわけ~?!と、
ビックリとショックでした。

この話し、映画的・物語的にはありだろうとは思うものの、
もっと前向きに1つの希望が絶たれても、どうにか出来なかったのか・・・
と,メラニーの青春時代と将来を考えると、残念でした。
別の対決の仕方もあったのでは?!

でも、こういう心理戦、そしてこういうじわじわと迫る恐怖・・という
タイプの映画が好きなので、最後までじっくり見ることができました。
肉屋の娘のメラニーだったわけで、肉とメラニー、
肉とピアノで奏でるクラシックという冒頭の映像と、ラストの
青空の中の彼女。映像的にもとても印象的に作られてたなぁ、と思いました。

台詞は少なめ、時間も短め(85分)。でも、濃厚でした。

個人的お気に入り度3.5/5


譜めくりの女 デラックス版

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15 コメント

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コワいですね (ちゃぴちゃぴ)
2008-11-02 17:49:13
ここまで心理的に追いつめていく映画だとは思っていなかったので、こわかった。
ただ、人間の感情をここまで把握してうまく読めるものかという疑問は、残っちゃいまして…。
彼女は、法的に罪に問われることはないですから
恐ろしいですね。
罪もないであろう子供にも、あんな仕打ちをするのは、かなり残酷。
私、彼女は絶対燃え尽き症候群になると思うわよ(爆)
静かな中にも、じわじわくる怖さが面白い映画でしたね。
ちゃぴちゃぴさんへ♪ (メル)
2008-11-02 22:41:25
恐かったです~。
もっと全然別の雰囲気の映画だと思ってたので
ここまで深く”恨み晴らします”の作品だとは・・・。

>ただ、人間の感情をここまで把握してうまく読めるものかという疑問は、残っちゃいまして…。

そうですね。私も、こんなに上手く行くもんかい?って思いました。やっぱり映画だからね~、とかね(笑)
実際だったらこうは上手くいかんでしょ、やっぱり。
読みどおりにあちらさんが動いてくれるなんて
そんな都合がいいことばっかりあるわけないですもんね。
ある程度は読めても、こんなになにもかも彼女の
思い通りに行くものかどうか、かなり疑問がありますよね。

>法的に罪に問われることはないですから
恐ろしいですね。

ほんとですね~。
彼女がやったことは法律的にはなんら問題のないこと
ばかりでしたもんね。恐いわ~。
そうそう、子供にもあんな仕打ちを・・。
ひどいですよね。母親だけでいいじゃん、って思いました。
こういう人に恨まれたら、もう逃げるしかない?!(^^;;)
でも、ちゃぴちゃぴさんが書いてくださったように、そういうこわ~いところが面白い映画でもありましたね。

>私、彼女は絶対燃え尽き症候群になると思うわよ(爆)

私もそう思う~!
だって、子供時代のあの時点から、ず~~~っと
それだけを思って生きてきたって言う雰囲気だったでしょ~。
多分実際そうだったと思うし、そうでなきゃ
あんなに上手く彼女の家に入り込む事もできなかったでしょうし。
となると、これでこれまで彼女が生きてきたほとんどの時間を割いてやってたことが、すべて終わってしまったわけで、燃え尽きそうですよね~(^^;;)
あの後いい気持ちで、後悔なく彼女は生きていけるんでしょうかね~。
かなりそのあたりは疑問ですよね。
TBありがとうございました。 (sakurai)
2008-11-03 08:40:25
そうそうそう、前向きに行けばもっと別の人生が待っていたかと思うのにねえ。
ま、あのくらいで動揺して、ピアノに集中できなかったのは、その程度の技量だったのではないかと。
さっさと見切りをつけることができて、よかった・・・とは、思えないわけですよね。
いやーー、逆恨みの怖さですが、世の中そんなことで殺される人もいるので、困ったもんです。
人の心は計り知れない・・・。
怖い・・・ (latifa)
2008-11-03 08:45:40
メルさん、こんにちは~!
写真が一杯あって、色々なシーンがくっきり頭に蘇って来ました。
いやぁ~ほんと、この女の子のその後(映画では描かれていない空白の青春時代)は、つまんなかったんだろうなあ・・・と、想像しちゃいますよね。そうじゃなかったら、小さい頃のマイナス方向への野望が引き続くことは無いだろうし・・

それにしても、こんな独特の魅力のある女の子だったら、男の子にもモテたんじゃなかったのかな? 
まあ、それを言っちゃお終いですがw

上でどなたかが書いていらしたように、燃え尽き症候群になってるかも・・っていうのは言えてるな!と思いました。
こんにちは♪ (ミチ)
2008-11-03 11:44:50
最初の方でアリアーヌがサインを断るシーンがあったでしょう?
それなのに、試験が始まってからサインをするのがとっても非常識だな~と思ったの。
試験生はみんな緊張しまくって試験に臨んでいるのに、試験官があんなコトをしたら気分害するわよね。

ひたひたと進む復讐のプロジェクトに目が釘付けでした。
これからメラニーはどうするんだろう?
復讐に費やしたエネルギーが大きかっただけに抜け殻にならないかしら。
でも、あのラストの姿を見ると、案外スッキリして次のステップにいっちゃうのかもね?
そうでした! (miyu)
2008-11-03 11:52:08
時間はすっごく短めだったんですよね~。
なんかセリフも少なかったのに本当メルさんが
書かれてるようにすっごく濃厚な映画でしたよね~。
なんかとっても印象に残ってる映画です。
復讐ものとしても地味だけど、すごく印象的でしたよね~。
sakuraiさんへ♪ (メル)
2008-11-04 06:59:58
ほんと、こんなにすごい執念を、もっと前向きに
何かに挑めば、その分野で大物になれたかも・・ですよね~。
でも、それが個人的恨みだったからこそ頑張れたのかなぁ~。でも、この後すっごく空しいと思うけど
彼女はしてやったり・・と思って楽しく今後も過ごせるのかしら?!

>ま、あのくらいで動揺して、ピアノに集中できなかったのは、その程度の技量だったのではないかと。

ですよね~。
アリアーヌの態度もダメダメだったけど
メラニーもあれで動揺してしまうくらいじゃ、ピアノの分野での大成はやっぱり難しかったのかも。
大物ピアニストだって、度胸と、何事にも動揺しない
精神力みたいなのも必要でしょうからね~。

そうそう、人の恨みって恐いですよね~。
偏執的に恨まれてしまうと、命落としちゃう可能性大だったりもするんですね。
おっしゃる通り、人の心は計り知れない・・。
latifaさんへ♪ (メル)
2008-11-04 07:13:24
ほんと、この映画に描かれてなかった以前、そして
この後、きっとつまらない人生になっちゃったんじゃないかな~・・と思います。
燃え尽き症候群だってありえますよね~。
でも、ものすっごくしたたかだとしたら、これで
せいせいして、やっと新たな道へと進む気持ちが
生まれて希望を持って生きていける・・ってことも
無きにしも非ずかもしれませんが、やっぱり
それは難しいでしょうね~。
彼女にも良心ってもんがあれば、いつかきっと後悔
する日が来るんじゃないかな~、って思います。

そうそう、彼女くらい個性的な魅力のある女性なら
その気にさえなればモテモテの楽しい青春時代が
過ごせたかもしれないですよね~。
この暗い、根に持つところで嫌がられるかもしれないですけどね(爆)
ミチさんへ♪ (メル)
2008-11-04 07:30:27
>最初の方でアリアーヌがサインを断るシーンがあったでしょう?
>それなのに、試験が始まってからサインをするのがとっても非常識だな~と思ったの。

まさしく!!!
私もそこが一番非常識で許せないと思ったんですよね~。
あそこで断って(審査前の階段あたり)、なんで
試験中に入ってくるの~?さらに、それにサインしちゃうわけ~?ってもうぜ~んぜん理解できませんでした。
そのあたりではググッとメラニーに感情移入しちゃいました。

だから恨み晴らします・・となっても、しょうがないかな、って思って見てたんですが、どんどん恐いことになってきたので、ここまでやるか~?と思ったんですけどね(^^ゞ
でも、面白かった(^^ゞ

そうそう、今後の彼女、抜け殻になりそうな気もしますが、あの清々しい姿を見てると、してやったり・・で、案外次なる道へと進んでいける気持ちに慣れたのかな~、とも思ったり。
できればいい方にいってもらいたいけど、アリアーヌの今後もかなり心配ですよね~。
彼女、かなり精神的に弱いという風に描かれてたので
もう立ち直れないかも・・・。
miyuさんへ♪ (メル)
2008-11-04 07:33:10
そうなんですよね~、濃厚な時間を過ごしたので、あまり短いとも感じなかったですが、かなり短めの映画だったんですよね~。
記事を書くにあたって、あ~こんなに短かったんだ~、と気づいた次第です(^^ゞ

そうそう、miyuさんが書いてくださってるように
この映画とても印象に残ります。
これからも忘れないだろうなぁ。
このひたひたと迫ってくる復讐の狂気・・恐かったですもんね~。

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