人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

杖遍歴

2006-10-27 | 人工股関節
 杖をつき始めたのは何年前からだろうか?
 始めは山歩きなどの時に、山道に落ちている木を拾ってはついていたものである。家族で行楽に出かけた時なども、子ども達が私のために一生懸命杖探しをしてくれた。用が済んだら山に返して帰ってきたものである。その程度だったからまだ足の症状は進んでなく、自分もこの先進行するなどとは思いもよらなかった。

 私は歩くのが好きで、よく散歩やピクニック、歩く旅のツアーなどに出かけたりしていた。その頃の記録、職場仲間の同人誌に掲載した「私と旅」という文章がみつかった。

 しばらくして一本だけを買い求め、出かける時は折りたたんでリュックに入れ、現地についてから出して歩く程度であった。
 それが常時つくようになり、1本が2本に、入院直前痛みが最悪の時は松葉杖・ロフストランドクラッチ杖ということに。

 そして退院直後の松葉杖、クラッチ杖と徐々に杖への依存度を下げていき、今に至る。人工を入れてから1年経過し、徐々に脚力もつき、安定した歩きも出来るようになったので、逆に2本から1本へ・・・。と現在移行しつつある。

 この2・3日前から1本のみを使用。室内だけの移動の時は杖なしと、適宜体調にあわせて調整している。始めのうちは人工側の足の甲が痛んだが、慣れてみると「うん、いけるかも」

 無理せず、かといって足を甘やかさず、この調子で行こうと思う。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一緒に頑張りましょうね (ココロン)
2006-10-27 21:22:12
「私と旅」読ませていただきました。

この時のお気持ち良く分かります。

過度の思いやりは おせっかいと感じてしまうことがありますよ。

私も少しでも脚を長持ちさせるようにがんばります。

いつか杖をお供に東海道の旅の続きができるといいですね。
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そうですね (remon)
2006-10-27 23:57:22
 あの頃は少し若かったから、意地っぱりだったんでしょう。

 東海道の旅はとうとう京都には行けませんでした。



 この頃は東海道に見立てて、近隣を散歩しています。
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 (かおり)
2006-10-28 19:25:10
私が杖をつき始めたのは 今年の5月

今では杖がないと移動がむずかしくなりました

最近は人の目にも慣れて堂々と杖をついています

いろいろありましたがやっと悟りの境地に達したのでしょうか
返信する
その意気です (remon)
2006-10-28 22:17:55
 人とすれ違う時、この人はジロジロ見てるな・・・ということが感でわかります。

 案の定振り返ると、じっと見ていました。



 いやな気分だけど、平気平気。

 私も悟りの境地ですよ。
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