柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

記憶

2013-10-06 09:18:11 | Weblog
きんもくせいが薫る(香る、ですか。薫るは春先のイメージでしょうか、薫風さわやかなのは初夏です)季節になりました。季節感がいいですね、四季のある幸せです。
 体操の世界選手権、17歳の金メダリストです、シライと自分の名を冠した技を引っ提げての衝撃デビューです。体操日本だったのが暫く低迷して、富田が出てきて持ち直し、今や内村というスターが大車輪の活躍する。昔の体操日本は(当時は敵はソ連だけでした、今は中国、アメリカ等の台頭目覚ましいのです、単純に比較はできませんが)総合で勝つのがいて(遠藤、加藤沢男、具志堅)、加えて種目別にスペシャルがいた、あん馬の山下、吊輪の中山、鉄棒の森末、塚原、という強さでした。今回あん馬でも優勝者が出て、黄金期の再来のような隆盛です。みな若いのもいいですね。怪我しないように祈ることです。前田のようにならぬように、斎藤のようにならぬように・・。
 新聞コラムでJR列車の便所のこと採り上げてました。昔は垂れ流しだったのに、という懐古論というか比較論でしたが、そうでしたねと思い出したことです。新幹線の便所がきっかけだったんですよね、水洗式でした。一般家庭の便所が水洗式に変わっていくのと歩を一にしたという言い方になるのでしょうが、そうでしたね、ローカル線(当地はローカル線の典型です)の便所は、便器覗けば地面(枕木と鉄路の間を埋める石ころ)が直に見えましたからね。正真正銘の垂れ流しです。近くに人家も道路もない所ならいざ知らず(それでもどうかと思いますがね。でも当時はそれでよかったんですから)ですが、思い出しました、停車中は使用するなと張り紙がありましたね確か。駅に停車中にボットン落とされると、電車は出ていくお土産残るの図、こりゃまずいですわね。それだけ直だったんです、窓開けるのと同じ、溜めるという考えがない。どうせ人家から離れた場所、田畑の間や海辺山際を走るんだから、垂れ流したって問題ない、却って肥やしになるぞ(屎尿は最良の肥料ですから)くらいの認識だったのでしょうね。今の感覚ではとんでもない、ですが、私が覚えているくらい最近まで汽車電車は糞尿の垂れ流し撒き散らし放題だったという事実歴史ににやりとします。
 小泉さんが脱原発の講演していると、脱原発派マスコミはしつこく報道します。有名人ですからニュースソースにはなるんでしょうが、このオヤジもしつこいことで。辞めたのなら黙っとけ、です。もっとも、報道しなければいいことなのですが、都合のいいものは利用しますからね、朝日、毎日系は何度も何度も。TBSの関口宏の番組でも(この番組最近保守系月刊誌ではケチョンケチョンです、私にもわかるくらいの反体制反国家左偏向ですから)やってました。さも大事なことのように。首相時代は推進していて、3.11以降は気が変わったとで言う。平気の平ちゃん。気楽でいいことだわい。朝日の報道ステーションサンデーでも採り上げてますよ、この発言は重い、んだそうです。ったく。
 その番組の名物コーナーに仁志が出てました。宮本の一つ下、小久保と同級生だそうです。宮本の引退試合に立浪、野村、片岡といった清原桑田時代の二年あとの実は一番強かったPLのスターたちが観戦している映像が流れました。宮本はさらに彼らの何年か下の学年です。仁志も茨城常総学院のスターでしたからね。そういう人脈見せられると高校野球の面白かった時代、それは私もそういう年代だったということですが、を懐かしく思い出すことです。早実の荒木大輔、それを潰す田舎の高校池田、ガラの悪そうな浪商の牛島どかべん香川、そしてKKコンビ。そこから始まった黄金期でしょうね。立浪のPLは桑田清原でもできなかった春夏連覇しました、その一つ二つ下に宮本がいたという歴史。昔話はとめどなく、です。記憶は都合よく作られます。自分の持ってる記憶にぴたりとはまると心地よいということです。
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