柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

正論

2012-02-20 08:22:29 | Weblog
天皇陛下のご回復芳しいとのこと、まことに喜ばしいことです。国民がご快癒を祈る。この表現は決して辞令でもなく大仰でもなく、きっと皆そう思っていることです。昭和天皇の時も、未だ若輩でしたが、やはりそういう思いになっていたことを思い出します。
 政治塾なるものがあちこちに乱立気味です。維新の会、河村名古屋市長のもの、大村愛知県知事の主催モノ、今度は滋賀県知事がやるって言ってます。市民団体とか市民グループのそれではなくて政治家が頭になって政治家になりたい者、政治家に向いてる者を見つけて引き上げようという趣旨です。しっかり色のついてる現職が、連中が政治家として優れているかどうかも問われていないのに、どういう基準で引き上げるのか、そこに客観性などは元より期待できないわけです。結局自分好みのものを、自分の言うこと聞く奴を見つけたい、つまり自分のシンパを増やしたいというわけです。政治の何を教えるんでしょうね。大学の政治学科で教えるような総論や概論ではないのでしょうね、よく言えば具体的な事例に対する具体的な論議の末に政治家たる考え方を養う、なんてことになるんでしょうが、維新の会にあからさまのようにその実は陣笠育成が目的ですわね。ならば橋下、河村、大村のやってるモノの方がわかり易くていいことですが、滋賀の女知事は何をやりたいのか。大津の市長でしたか、これまた若い女が当選してましたから、こういう流れを保ちたいのでしょうか、つまり既製のオヤジ政治、男政治からの脱却!多くの人の意見を採り上げるのはいいことだと、誰もが正論の如く認めてますが、そうじゃないですよね。銘々が勝手に言い始めると、それこそ声の大きい方に、多数決という一番非民主的な手段ばかりに傾いていきます。大衆迎合という表現です。これが民主主義のデメリットなんですね。独裁や全体主義の欠点を補うように現在採られている民主主義ですが、その実は同じ穴の狢なのです。みんな出てこい!これもとっても危険な思想なのです。気付いておられますか?
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