柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

皮肉

2011-01-28 08:19:57 | Weblog
タイガーマスク運動に対する評論が新聞に載ります。賛否、ということになるんでしょうが、マスコミ様の勧善懲悪に関する集団暴力の怖さを思うと否定批判はちと難しいこと、で、勢い「賛」の方、賞讃系(世の中捨てたもんじゃないじゃん、これが日本人よね)に傾きます。日本人論、文化論から寄付社会への転換を説くものまで出てきます。なるほど、こういう議論を喚起するには格好の話題ではありました。各紙の記者やコラム子、論説委員(社説書く人)、社会学者、評論家と百家斉鳴の観すらありますが、もちろん主流は賞讃調です。ま、そうだけれどね、と天邪鬼の私はそれでも斜に構えて、眺め眇めつしてますが、待ってました!の文が載りました。産経新聞一面に曽野綾子です。この人しかないだろうなと(あるいは亡くなってしまいましたが上坂冬子とか)思っていたところでした。ガツン!と一発です。是非ご一読いただきたいのですが、この爽快感、溜飲下げには前段伏線がありまして、何日か前に毎日新聞に同じ題材で今をときめく雨宮処凛(あまみやかりん)が寄稿していて、さぞやひねくれてねじ曲がったこと言ってるんだろうと楽しみに読んだのですが、手放しの賛辞。何?この人ご存知の通り「弱者の味方」として、あの奇抜奇矯ないでたちで登場して、派遣切りやら格差社会やらのお題の際にNHK(ここが特に好きですよね)等の討論番組に盛んに顔を出している御仁。金髪にけばい化粧、何この女?然とした風貌で売ってる女です。体制批判、社会批判を繰り返すだけの人なのですが、この「善行」に対しては無批判に近い賞讃ぶりです。助け合い、きずな、優しさ、思いやり、人間性の回復と甘い言葉が連なります。善意の連鎖よ続け、と結んでます。あらら。もっと骨のある奴かと思ってたらこれかい?でした。そういう不全感に対してここで書こうと思っていたところ、今朝の産経新聞でした。来た来た来た!!ばっさり斬ります。曽野綾子の皮肉は非常に効きます。是非ともご一読ください。スッとしますよ。
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