端緒

たった今NHKで速報です、ロシアのミサイルがウクライナ飛び越えてポーランドに着弾して二人が死亡したんだそうです。ポーランド外務省の正式発表と伝えてます。とうとうやったか。不慮の事故とか出合い頭の云々と、台中有事のきっかけがどうこうよく言われてますが、まさに今までの戦争の端緒そのものです。第一次大戦も日中戦争も、もっと前のどんな戦争もこういうきっかけです。相手が先に手を出したからという、喧嘩作法じゃないですが、口実ですね。向こうが手を出すまで我慢せぇ。NATO（アメリカ）が直接参戦しないのは、ウクライナがNATO加盟国ではないことと世界大戦に拡大させたらいけないという理由からです。もっとも、あれだけウクライナに武器を援助していたら参戦同等ではありますし、そこのところはどの評論家も前提として枕を振ることですが、この事故はその危うい均衡を破るものです。ロシアがウクライナ南部の４州を無理矢理に合併したのは、ここに攻撃したらロシア本土を攻撃したことになるぞとの脅しですね。ウクライナ軍は国境を越えての（ロシア本土への）攻撃は避けてきてますね、向こうに開戦の言質を与えないためにです。ロシアの無体に反抗する、奪い返すという体裁です。というルールがあったのでしたが、ロシアが破ってしまいました。全く関係のない他国にミサイル撃ち込んでしかも死亡者が出てしまってタダではすみません。ロシアはきっと否定します、フェイクだと。ポーランドがどう出ましょうか。今度はNATO加盟国ですから、NATOの問題でもあります。まずいと思いますね、歴史は繰り返されますか。今日のニュース番組は情報収集と内容変更で大変ですね。