採算

JRが発表した不採算路線、これも耳新しいものではありません、そうやっていままで何十何百の路線が廃止されてきた歴史です、でも発表されるたびに当該地域の首長さん達が抗議と言うのか歎願と言うのかちょっと待ってくれ、まだやり方があるだろうと反論するのが定番です。今回も広島岡山の山中を結ぶ芸備線、堂々の本線であるはずの山陰線が挙げられて「おいおい」となってます。当県でも何か所か挙げられてます、山陰線の長門益田間とか、美祢線、岩徳線。人口が少ないんですから、費用対効果を言い出すと計算上はどうしても改善はしません。首長さんたちの反論もわざと論点すり替えます、交通弱者とか地域の足とかのあれこれです。でも、民間会社とすれば不採算部門を抱え続けるはリスクでしかないですし、それが国鉄民営化の目的だったはずと大昔の思い出話しても始まりません、何とか廃線を思いとどまってもらいたい、せめて先送りしたい、これが地域側の願い。100円利益あげるのに何千円もかかるという数字がのしかかります。ひとえに利用客が少ないから。広島で言えば古くは可部線の北半分、最近は三江線も無慈悲に廃線になりました。郷愁や景観、思い出では抵抗できぬのです。そう知りつつの攻防です。地域の足、特に学生の通学の足。これは大きいはずですが、こちらも少子化の波にさらされてますからねぇ。