柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

底意

2014-12-21 12:08:39 | Weblog
キューバとの国交回復、北朝鮮への強姿勢。オバマさんのこのスパートはひとえに対露政策の一環でしょうか。ケネディーがキューバに銃口向けたキューバ危機は、私の中で残っている古い記憶の一つです。スパートの理由は先の選挙で共和党に大負けして少数与党になって自由が利きにくくなったこと、歴史に名を残そうとの意図とかあれこれ詮索されてます。評論家達の出番です、いかにそれらしいこと言うかの競争ですが。小国キューバが大事なわけじゃないですねどう考えても。50年ぶりの大決断なんて、まさにマスコミ受けを狙ったものですし、ローマ法王の仲介を得てとかも絶好の背景です。そしてロシアへの当てつけ。ルーブル安で調子の悪い今、というわけでしょう。OPECと組んで原油安を演出したとの読みもあながち空事ではないのでしょう。シェールガスのコスト割れを狙うなんて、相手はアメリカだと措くところが臭いと言えば臭いです。原油輸出はロシアの大なる資金源です、大打撃です。ウクライナ問題で経済制裁を続けている手前、対露制裁の一環であるという大義も立つのでしょう。目と鼻の先の島国が社会主義国で言うことを聞かないってのはたしかに煩わしいことでしょうし、今がいい機会だったのでしょうね。キューバに限らず社会主義国の紹介するときにいつもその象徴として、つまり日本と違う点として強調されるのが医療費が無料であることですが、粗末な時代遅れの医療が無料であっても価値は少ないですし、その代償として平等公平の美名の下の自由の束縛、同一化の強制、個人差や才能差を無視されるのは辛いことでしょう。キューバ人が皆今の体制に満足している筈もないことです。だからこの方向はキューバ国民にとれば大歓迎なのではないのでしょうか。いえ、国交が再開するだけです、統治形態が変わるわけではありません。が、今以上の「自由」の流入は国民を変えるのでしょうね。ロシアにとっても今更キューバが必要ってわけでもないのでしょうし、二強対立(米に呑みこまれぬように、中国に対米盟主を奪われぬように)を保つために何らかのアクション起こさねばならぬのでしょうがしかし、今は自国の足元が揺らいでます。つまりオバマさんいとればここを先途に、なのでしょう。北朝鮮に対して今後何かの行動があればそれこそ世界の耳目を、評価を好転させることができるかもしれません。こんな読みをさせるということ自体、失着続きの不人気の証明でもありますが。
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