柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

日本人

2007-10-23 08:42:52 | Weblog
三連敗後の四連勝調の大喝采、海の向こうの大リーグ、どこがどこやら何も知らぬが、松坂投げて三連勝、さすが松坂、よくやったぞ岡島。ふむふむ。松坂やっと勝ったんですよ。プレーオフでは2回投げて2回とも打たれて負けてます。勝ったって言っても5回まで3-2ですわ。ヒヤヒヤです。ビュンビュンの快刀乱麻とはほど遠いもの。リーグを制して、ワールドシリーズ進出できましたから皆忘れてしまいましょうが、5回をアップアップです。大丈夫かなぁ。ブーイングも出るはずです、一億ドル投手ですよ。がっかりしました。通の皆様、いかがでしたか。
 拓郎、全公演中止だそうです。新聞記事には病気療養と。肺癌手術して、どうなんですかね。あの嬬恋が最後の花火でしたか。まだ65前でしょう、死ぬには早いです。この大才能はまこと惜しいし、亡くすには早いんですが、昔から言うように命数尽きれば死ぬばかり、命数尽きぬが本復するってわけです。この人も癌じゃなくて治療で死ぬ口ですか。死は前よりしも来たらず、かねて後ろより迫れり。
 赤福も比内地鶏も、バレたら大変です。不二家の事件で経営陣肝を冷やして隠蔽捏造に走ったって図らしいですが、それより前に雪印の事件があったですよね。うまく騙せて利益が上がっている内は、従業員の口も特別手当で塞ぐこともできるのでしょうが、うまくできていることに世の中悪党やズルして平気な奴と同じ数だけ正義の志士がいるわけです。そんな嘘はいけませんと声大きく(小さかったかも知れませんが)言い続けてきたのに、青っちろいこと言うんじゃない!世の中厳しいんじゃ、ブランドだけで生きては行かれぬのじゃ!なんて怒鳴られてね。もう許せぬ!とチクったと言う顛末でしょう、いずこも同じ秋の夕暮れ。ブランドとは正当真っ当を守ることなんですがね、ブランドだけで儲けようと思い違いしちゃったわけです。両社の社長の顔見ましたか、悪党顔じゃないですよ、きっとこういうずるを続けてきた慣習があって、それを当然と考えやってきた幹部級の古狸がいて「若、どこでもやっていることじゃ、誰にもわかりゃしない、これで利益が上がってきたんだ」なんて囁きながら恫喝したって図。秋田の方はどうか分かりませんが、赤福の若い社長見てるとそう思いました。先頭切ってこんな大掛かりなズルできる顔じゃないです。前の社長(きっと親父)が悪だったのか。とまれ、ブランドというのはこういうもんだとよく教えてくれていると思います。食の安全、なんてフレーズ作ったらそればかりで言い立てるマスコミもつまらんことなんですが、よく言われることですが創業者を越える継承者はいないという意味、この商品を何とか売り出したい、余所と違うものにしたい、その為にありとあらゆる創意工夫を重ねる、客を大事にする、何より商品の質を大事にする、頑固なまでに大事にする、そこを世の中が認めていく、あそこなら大丈夫、おいしいよ、となっていく。それがいつしかブランド頼りの金儲け指向に変わっていく。ブランドになりたいの一心で創り上げた後は、人がブランドしか見ていないことをいいことにその裏でズルをする。ズルしても直ぐに分かるはずがないです。機が熟して、今回のような内部告発で大騒ぎになる。比内地鶏社長は弁明せずにあっさり認めましたね。逃げられぬと肚括りましたか。ここが悪党じゃないところ、実は小心臆病者だって証です。ミートホープの社長とは違うでしょう?どこもかしこもこうなんですよ。中国産のように、人が死んだりするとんでもないものを混ぜていないだけで。わからにゃええんじゃ、という小悪。日本人の勤勉さ正直さはどこに行ったんだ?!ですか。そんなもの誰も教えなくなって、誰が守るんです?みんなが守ればこその規則です。あっちもこっちもどんどん緩めていって、何ーにが規範意識ですか。そんなものは個人の資質の問題に落ちています、日本人の美徳なんかじゃとうの昔からなくなってます。馬鹿馬鹿しい。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする