昨日WOWOWを途中で放り出してどこへ行ったかと言いますと、
じゃん。
この本の原画展に参りました。
作者ヒグチユウコさんというらしいのですが、
この方の絵の商品(マスキングテープとかメモ帳とか)をときどき見かけていて、
ずっと気になっていたのですね。
そしたらついこの間、
本屋さんで偶然この絵本を発見。
とてもストライクど真ん中だったので感激しました。
このときはプレゼント用に購入。
するとおととい、
たまたま原画展があることをTwitterで知り、
しかも、翌、25日が最終日って。
「見に行きたい!」
と思い、急遽決めたのでした。
場所は原宿、南国酒家の隣のマンション内。
決してわかりやすいとは言えない場所だったのに、
中に入るとお客さんがたくさん。
左手に原画が並び、
右半分はワニと女の子と写真が撮れるスペースがあったり本が並んでいたり。
原画は、
実際本になったもの以外にも、
「最初はこうだったのかな?」
という「過程」が見られるものもあって、
何度もなんども繰り返し見入ってしまいました。
係の人がすっと近寄って来て、
「この二枚だけワニに色が付いているんですよ」
と言う。
ワニは全編通して確かに白黒のみなのに、
女の子の気持ちが鳥になって飛んで行き、
ワニにとまり、届いたときだけほのかに色が付いているのでした。
何かを作る人って、
こういう風に「誰もが気づくわけではないけれど込めたい思い」
を、
そっとしのばせたり、散りばめたりしていますよね。
それに気付けたり、
今回みたいに教えてもらったりして知れたときは、
ドキドキするし、
その人と近づけたような、秘密を共有出来たような、
そんな心持ちがします。
散りばめられ過ぎてて、
そんなん、わかんねーわ!!
と思うこともあるけどね。(例:マキシマムザ亮君)
他にも、鉛筆のあとがくっきりと見え、
「ここまで描くつもりだったけどやめたんだ」
とか、
タッチの違いとか、
絵本で見たときには知れなかったものがいっぱい。
見ていて、なんだか涙が出そうになり、
「まずい、ここで泣いてたらヤバい人のはず」
と思いましたが、
「泣きました」
という人がいたので、
あ、
やっぱりそうなのね。
と思いました。
自分に改めて本購入。
入場すると貰えるカードが6枚も。
よくよく本を確かめてみると、
さらに背景の色など、「仕掛け」がみつかり、
ますます感激。
クリスマス当日の原宿表参道はそりゃすごい人出で、
歩くのも渋滞でした。
でもやっぱり行ってよかった。
本大切にしよう…。
あと、色々説明してくださった係の方ありがとうございました!