ドラマ・刑事一代

昨夜、近くで事件があり今書いたところ。
これも刑事の話。

ＴＶ朝日、５０周年ドラマの最終か？

３日かかって鑑賞。
「点と線」よりは落ちるが、まあまあだった。
２夜連続で前半は、若き平塚八べえが関わった事件。
帝銀事件などを流す。

前半最後から後半は吉展ちゃん誘拐事件がおもで、
その後３億円事件の担当になるがしりぞき、
退職までの彼の人生と事件のドラマだ。

３つくらい、事件を絞って撮れば、もっと良かったと思う。


深読みすれば警視庁万歳的なところも感じたし
こんなに頑張って捜査しているのだよ、という
最近の解決してない事件の多さを弁解するようなプロパガンダ感もあった。

後半は化学捜査と昔の捜査との違いを感じ
彼は７９年に亡くなったので、今ではもっと化学操作は進んでいるだろう。

前半の刑事の取り調べのノリは、体育会系そのもので無責任に見れば
笑えるほど、やくざみたい。警察は裏ヤクザは本当かも。

これでは冤罪も当然起こるだろう足利事件を想像。

でも、怖いなと思った。痴漢取り調べでもこんな感じ・・

保守的でキャリアとノンの確執、狭い世界の刑事たちの日常を知る。

とくに６３年の吉転ちゃん誘拐事件は、当時の記憶もあったが
こういう経過での逮捕だったのかという知識も得た。
日暮里で大火事があったそう。知らなかった。

八べえと犯人の故郷が同じ福島も偶然で
それもあっての「落ちた」だった気がする。

彼の母が夜、雨の中、土下座して「息子を罰してください」という姿は
今も事件で、親が出てきて謝ると同じだ。
ここでは二人の刑事の前だけだが・・

あの一家は村八分になり追い出されただろうと・・

脚のコンプレックスからの犯行だったのか・・
その辺りは出ない。

事件などの年号が西暦と昭和になっているのでわかりにくい。
八べえの自宅はどこ？でたかな？
昭和５０年代になってもＳ３０年代、オルウェイズみたいなセットで
もし都内なら違和感あり。

酒飲み相棒は癌で５０代での死。
八べえは下戸なのでドロップをなめ、かなりの煙草。

長生きしたのかと思っていたら６６歳で死去と出た。
やはり長年の疲れからか・・


日本の俳優を知らないので、小泉孝太郎は、あの役など
顔は見てても名がわからない人が多かった。

永島敏行がキャリアで登場、太ったな～
という多彩な俳優陣のドラマ。