今年、リメイクが公開されたが、つまらなかった。
タイトルは同じで、別の映画と言っていい。
オリジナルのDVDは持っている。
パンフが出てきたのえ、たぶん初めてここへ。
77年、200円。
アルジェントが名をなしたホラー大一作。
この写真、上は、アイリスを回せ、の部屋だと思う。
悪魔たちの映画。
悪魔が来るのではなく、これはそこにいる、という設定が楽しい。
バレエ学校が悪魔の家だった。
Jハーパー、Jベネット、Aヴァリ。
何といってもゴブリンの音楽が効果的。
そして盲目のピアニスト。
アルジェントは盲人が好き。他の作品にも登場する。
夜中に起きて、洗面所の水道から真っ赤な血が流れだす、シーン。ピアノ線の中に落下して体中切り苛まれるシーン。どのシーンも生理的に生々しすぎる恐怖に、これでもか、というようにシンセサイザーの音楽が追い打ちをかける。ふう。
悪魔、の存在がリアルに感じられた映画でした。
これは悪魔とバレエ学校、
そして、そこが悪魔の住まいでもある、イタリアンホラーの金字塔になりました。
原色、雨、効果的音、ゾクゾクする殺され方、
奇妙な赤い薬など、もし自分があそこに入ったら、どうだろう・・・泪。
リメイクも見ました。
オリジナルが断然好きです。