22年。ポーランド。原作ありの実話。
何といっても主演、フィリップ役の俳優エリッククルムJR、
顏が印象的、白目が多く、顏が縦長、鼻がすっと長い。
何かの昆虫の顏みたいか・・
かなり変わった顔つきを見てしまう。
フランス人としてホテル給仕をしているが、実はユダヤ人役、
1941年、ワルシャワ。フィリップはフィアンセと演劇、踊りを
披露中、ユダヤ人が集うホールで。そこにナチが銃撃をかけ
フィアンセ、彼の家族も皆死に、一人残される。
ここから始まる24歳フィリップの人生。
2年後、彼はフランクフルトで
高級ホテルの給仕をし、何とか生きている。フランス人として。
年配の友人のおかげかパスポートもある。
2年の経過はわからない。
ベルギー人の親友ピエールと汚い部屋で暮らし、
ドイツ、ゲシュタポに仕える身分。
彼は復讐を考える。
ナチ幹部に出すコーヒーに、皆が唾を入れるはご愛敬。
ハンガリー、イタリア、チェコ、オランダ、デンマーク人などがいる。
復讐はドイツ女を口説き娼婦のように扱い、すぐ捨てること。
かなり年上の女性とねて、いつもいてと言われるが
すぐ捨てる。上手い。それを日々やっている。
ホテルのホールで、発散か深夜、半裸で走り踊る。狂ったように。
「すべてに腹がたつ。自分のしていること、考えるのも嫌い、
行動をおこしたい」ラストへつながる言葉。
プールでドイツ人、リザと知り合い、本気で恋をしてしまう。
彼女とパリへ・・
~主演エリックの顏で見せた映画。
原作に忠実なら。ラストは彼なりに復讐を完結ということだろう。
〇本作は、1961年にポーランドで発刊後、その内容の過激さから、すぐ発禁処分になり、60年の時を経た2022年にようやくオリジナル版が出版された、
ポーランド人作家レオポルド・ティルマンド(1920~1985)の実体験に基づく自伝的小説「Filip」をもとに描かれる人間ドラマ。
1941年、ワルシャワのゲットーで暮らすポーランド系ユダヤ人フィリップ(エリック・クルム・ジュニア)は、
恋人サラとゲットーで開催された舞台でナチスによる銃撃に遭い、サラや家族、親戚を目の前で殺されてしまう。
2年後、フィリップはフランクフルトにある高級ホテルのレストランでウェイターとして働いていた。
自身をフランス人と偽り、戦場に夫を送り出し孤独にしているナチス将校の妻たちを次々と誘惑することで~~