右サイド劇場

九州リーグDiv.2で戦っている
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チャレンジカップ2日目

2018年01月14日 | 女子サッカー
九州リーグ2部への自動昇格をかけたチャレンジカップ決勝。

対戦相手は先日のインカレでもベスト16に進出した強豪福岡大学。
情報が少なかっだけに、初日の益城ルネサンス熊本フェニックス戦で、リック・フレアーばりの試合巧者ぶりを見ることができたのは収穫だった。

ロングボール主体で11番のスピードによるカウンターと21番の高さを活かしたセットプレー、そして、10番の個人技による攻撃が目に付いた。
先制後には、至るところでゆっくりとさりげない時間の使い方で相手を焦らしていた。少なくなる残り時間とは反比例して大きくなる相手の焦り、単調なサッカーになってしまったところを往なして試合終了。やはり、ゲーム経験値の高い大学チームだと感じた。

こうなると、ヴェルスパが戦う上でも非常に大切になってくるのが「先制点」。
とは言え、前がかりになることで招くカウンターの危険度を高めることはしたくないし、ゴール近くでセットプレーを与えたくない。やはり、前後半の70分で相手をじっくりと見ながらのゲームマネジメントが重要だろうし、互いにそれほど多くのチャンスは作れないと思うんで、ロースコアの試合展開になると思う。

そして、ヴェルスパにとって、今日の試合は「内容」ではなく「結果」が全て!
もし、来週の入れ替え戦へと進むようになれば、今日とは比較にならないほどのプレッシャーを選手自らが感じる試合になるだろうし、今日以上に難しい試合になるはず。


10時ちょうど、運命のキックオフの笛が鳴る。

うーむ、全くと言って良いほど昨日のサッカーができてない。
相手のプレッシャーが早く、前から来ているようには見えないんだが…前に急ぐあまり、焦りすぎなのか効果的にボールを運ぶことができず、自らボールロストする場面が目立つ。
やはり、相手のプレッシャー以上に己の中にある『勝ちたい!』と言うプレッシャーが強く影響しているのかもしれん。
しかし、そこに打ち勝ってもらわねば、到底目の前の敵には勝てぬぞ。

前半25分、早くもヴェルスパが動く。
昨日のヒーロー大迫に代え清水を投入。

前半29分、中盤左サイド清末のフィードからその清水が裏に抜け出す。
サイドをえぐり、中央へマイナスを折り返し、好機を作り出すもシュートはGK正面。惜しい。

その後は互いに決定機を作ることができず0-0で折り返す。
しっかし、いつもの動きが見られん…


後半、いきなりのピンチが…
左サイド深い位置までスルスルと侵入され、ゴール方向にドリブルを許し、シュートかマイナスかと、どちらも危険な位置。
相手はライナー性のクロスを選択するもヴェルスパDFが僅かに触れたのか、このクロスはFWに合わずファーへと流れて行った。危なかった…

直後、今度はヴェルスパにビッグチャンスが訪れる。
DFの背後にバウンドするボール、上手く対応した姫野加がディフェンスと入れ替わるように抜け出し、GKと1対1となる。
PKエリア内やや右から放ったシュートは…すっぽりとGKの手に収まる。

…うむ、ある意味いつも通りのサッカーができ始めているのか(笑)


ここまで姫野杏、森山、清末、後藤のDF陣は、引き気味の相手からカウンター気味に放り込まれてくるロングボールにそれぞれが声を掛け合って上手く対処。
アタック&カバーの連携もよく、この頑張りに応えるためにも早く先取点を取り、楽にさせてあげたい…

中央、楔を入れた展開から、左サイドDF背後で清水が上手く受けてのシュートはネットを揺らし…たものの僅かにオフサイド。
観客席からは『0.5点ぐらいくれないかしら♪』の声♪

…同感です♪

さらに虚を突いた釘宮のロングシュート、パスアンドゴーからの松本の振り向きざまのシュートはそれぞれGKの守備範囲だった。

相手も一瞬の隙も見逃さない。
自陣でのちょっとしたパスミスから危険な位置でボールを奪われ、最後はインサイドで巻いたシュートを打たれた…が、これは枠上に逸れ、スタンドから安堵の声がもれる…あぶねぇ。
すまん、DF陣にはキツイ試合展開だけど、頼む、踏ん張ってくれ!

更にカウンターからの展開、バイタルエリアで10番が前向きにボールを受け、左前方にドリブルしながらフリーでシュート…だが、闘将のスライディングがギリギリ間に合いCKに逃れた。
相手のCK、GK永松の前に相手は群がり、高いフワリとしたボールを放り込む。
クリアを誤れば即ゴールにも繋がりかねないこのボールに対して、ヴェルスパ選手が一斉に反応するも、相手が頭一つ抜けだし、至近距離からのヘッドを許してしまった…

(…やられた)


ガンッ!!!!とクロスバー直撃!!
しかし、まだゴール前は混戦、ピンチは続く。
跳ね返ったボールを再びシュートされるも、どこからともなくスライディングブロック。
三度跳ね返ったボール、シュートを打たれるものヴェルスパのユニフォームが身を投げ出し、シュートブロック。こぼれたところをクリアしてこのピンチを乗り切った。


「私、勝利の女神なんですよ♪」
そう言えば、今回、応援に来てくれた羊兄嫁がそう話してたな…

…ツイてる。今日はツイてるのかも知れん。


0-0のまま後半も終了、10分ハーフの延長戦へと突入した。


ふぅ、しっかし、大学生相手に中学生組がよくやってくれているな。
尾崎はルーズボールで10番に跳ね飛ばされながらも食らいつき、周りのヘルプを待つこと無く果敢に奪いに行ってたし、清水も積極的にドリブルを仕掛け、大学生相手に一歩も負けていない姿を見せてくれた。
後藤も苦手な守備を精一杯こなし、決定機を作らせることはそう多くなかった。
大迫は多分、持っているものを昨日の試合で全て使い果たしたと思うので…今日は仕方ない(笑)


延長前半、最終ラインからヴェルスパゴール前にロングボールを放り込む相手。
セカンドボールへの反応も相手がやや優勢となり、連続した展開を許す。
そして与えてしまった嫌な時間帯のCK、再びゴール前の混戦に放り込まれる。
しかし、入らない、何度打たれたことだろう…それでも入らない。ここでも全員が身体を張り、ゴールを許すことなく乗り越えた。

さらに延長前半7分、福岡10番に左サイド深い位置でボールが渡る。
対応した後藤の足がもつれ倒れる…一人じゃ寂しかったのか、ついでに10番も倒してしまい、CKからややゴール方向へ進んだ嫌な位置でFKを与えてしまう。
しかし、このピンチも集中力が途切れることなく防ぎきった。

…や、やはり、ツイてるのか。

そんな劣勢に、ヴェルスパの選手たちに焦りが見え始める。
相手同様、簡単にロングボールを放り込み、せっかくのマイボールをロストするシーンが何度か続いた。

すると、監督から、『日頃してないことをするなー!下で勝負するんだろ!』と指示が飛ぶ。

再び、リズムを取り戻し始めたところで延長前半が終了する。
流れは悪くない。あと10分でなんとか…でないと、苦手なPK戦になってしまう…


延長後半、一つ一つのマイボールを大事に運び、相手ゴールに迫るヴェルスパ。
GK永松から森山・清末、さらには姫野杏・後藤・松本・高本を経由して、攻撃陣へと願いの込めたボールが運ばれる。そして、何度か作り出したシュートチャンスに…打てない、いや、打たない!?

「打ってくれよ!!!エリア内だぞー!!」とヴェルスパ応援団から檄が飛ぶ…
確かに、打たなければゴールは生まれないし、最悪、シュートで終わりたいとこよな。

刻々と進む時計の針、10分とはこんなに早いものなのか!?
早く、でも、焦らずに正確に…と相反する思いが脳裏を駆け巡る。誰か、誰でも良い、何とかしてくれ…

延長後半残り1分、中盤でのパス交換から相手陣内に入ったところで松本ボールを受け、前を向く。
と、次の瞬間、この試合何本目だろうか…姫野加が猛ダッシュ。
2人にしか見えないスペースだったのだろうか…走りこむ姫野加の目の前にポトリと供給されたパス。

相手DF陣は完全に後手を踏んだ…

姫野加は頭でボールを上手くコントロールし、PKエリアへと侵入。
飛び出したGKを抜きにかかったところで、そのGKから思い切り足を引っかけられ倒される…!?


大きな笛とともに主審がPKスポットを指す。
ほぼ、ラストプレーと思われた時間帯でヴェルスパはPKを獲得した。

「ヨシッッッ!…誰が蹴るんだ!?」とベンチとピッチを交互に見ていると、主将の松本がベンチを見ている、そして監督が右足を振るゼスチャー。


ザワザワとしたざわめきが終わると、次第に静寂に包まれていくスタジアム。
松本はボールをセットし、やや下を向いたまま、しばし動かない…
そして、全てのものが静止し、それぞれが皆、様々な想いでこのPKを静かに見守る…



---------

今から4年前の2013年12月、HOYOスカラブが突然解散した。
居場所を失った多くの選手が新天地を求め、チームを去ることになった。

それから2ヵ月後。
今のチームが立ち上がったものの登録選手は10名、カテゴリーも8人制の県リーグでの再出発となった。

時には練習に3人しか集まらず…
時には7人で試合に臨むことも…

しかし、この環境に嘆くことなく、『この仲間たちとサッカーを続けたい』一心で、来る日も来る日も粛々と練習し、最初のシーズンは終了した。


2015年には後藤、大迫、清水らの中学生組が入団し、改めて11人が揃う喜びを感じることができた。
そして、県リーグも11人制へと変更され、解散してから初めて『普通のサッカー』が出来る環境となった。

この年の県リーグを初制覇し、初めて九州リーグへの挑戦権を得ることができた。
地元中津開催のチャレンジカップ、東海大五、セレソン都城と撃破し、2勝するも昇格できないと言う「ナカツの悲劇」を味わうことになった。


そして、2016年、県リーグ連覇。
再び、九州リーグ昇格の挑戦権を得て、佐賀県開催のチャレンジカップ初戦で東海大熊本星翔と対戦。
残り5分まで2-1とリードしていたものの、そこから2失点し、逆転負けと言うまさかの展開、これがあの「まサガの悲劇」…

この瞬間、羊のサッカー人生の針が止まったかのように思えた。


でも、ここまで這い上がって来たんだ…また、同じ場所に戻り、時を刻もうぜ…

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この静寂のなか、一人、松本だけが動き出し、助走を取る…

そして、再び、ゆっくりとボールに向かい走り始め、ヴェルスパを応援する全て人の想い、願い、希望が込められたPKは…


GKの逆を突き、ゴールに突き刺さる!

「ッシャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

大歓声に包まれる中、全ての選手たちが1つに集まり、抱き合い、笑顔を見せる…一方で管理人は泣いた、涙が止まらなかった…


…再びカチコチと針が動き始めた気がした。


そして、そして、試合終了の笛。


チーム発足後、このレディースチームを心から支えてくれたチームスタッフと保護者ならびに関係者、サポーター。
そういった方々に今日の勝利をプレゼントして、喜びを分かち合いたいです!

【九州リーグ2部昇格】


でも、ヴェルスパ大分レディースにとっては、まだまだ道半ばです。
2018シーズンも今までと同様、温かいご支援、ご声援をいただけますようお願いします。

そして、選手の皆さん、本当におめでとうございます!!


○ヴェルスパ大分 1(延長)0 福岡大学○
得点者:松本



試合後、スタジアムの外で嬉しそうに選手たちと写真を撮る羊兄嫁を見ながら、

羊兄「ほらね、嫁さん、勝利の女神だったでしょ♪」

管理人「…ばぁい(泣)」
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4 コメント

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Unknown (やまと)
2018-01-15 21:05:23
2日間お疲れ様でした。そしてお気遣いありがとうございました。

2013年
初めてみんなの姿を観戦したアウェイ愛媛
一人で応援したアウェイ世田谷で試合後の相手エールに対しエールを返した私に「ありがとうございます」と言ってくれたみんな
そして入れ替え戦を戦うことすら許されなかった試練
2014年
冷たい雨のなか土のグランドの県リーグでプレーしていたみんな
一昨年
中津で2勝するも昇格できない試練
昨年
佐賀で無念の逆転負けの試練

今までみんなと一緒に
心から笑えたことがなかった私でしたが

ついに喜びを分かち合うことができました♪

本当に本当に本当に
おめでとうございます\(^o^)/

選手、スタッフ、ご家族の皆様の
今後益々のご活躍とご健勝をお祈りしています。

2018シーズンも頑張ってください!
やまとさま (管理人)
2018-01-15 23:21:02
長い間、お待たせしました…ようやくこの舞台まで戻ってまいりました。
いつもありがとうございました!
きっと選手たちの背中を押す声援だったと思います、本当に感謝いたします。
ブログでも書いていますが、まだまだ道半ばではあります、引き続き、ご声援頂けたら幸いだと思っています😄✌
また会いましょう♪
この場をお借りして… (5)
2018-01-16 19:03:22
お礼を言わせてください。
大和さん、長い長い4年間
一緒に諦めずに戦ってくださり
本当にありがとうございました!
やっと、やっと九州リーグを
掴み取ることができました。
皆さんと笑顔で
喜ぶことができました!!

ヴェルスパ大分結成後たくさんの人に
応援されるチームを目標にここまで
歩んできました。
ステージがどこであろうと応援してくださる
大和さんの存在は
私たちにとってすごく
心強いものでした。
諦めずに頑り続けなければと
奮い立たせてもらいました。

そして今回たくさんの方に応援して頂き
昇格後はお祝いの言葉を頂き、
応援されるチームに少し近づけて
いるような気がして
嬉しく思っています。


これから先もずっと
ヴェルスパ大分レディースの試合を見て
選手を見て、応援したい!と思って
いただけるような魅力のある強いチームを
目指していきます!
これからも見守っていてください。
そして選手、スタッフだけでなく
みんなで掴み取った九州リーグにもぜひ
来てくださいね!

寒い中声を出し続けてくださり
本当にありがとうございました!
大和さんありがとうございました (#17)
2018-01-17 12:57:48
大和さん。
約4年間、私達のために声を出し続け、
一緒に戦って下さりありがとうございました。
チャレンジカップは、今回で3度目の挑戦。
正直、緊張とプレッシャーでいっぱいでした。
でも、大和さんの声援を聞くと、
「また、この場所に戻ってこれた」
と約4年間の思い出が溢れだしてきて
みんなとサッカーが出来る喜びを噛み締めながら
プレーすることができました。

2試合とも本当に苦しい試合でしたが、
大和さんの目の前で「昇格」を決めることができ、本当に嬉しく思います。

まだまだ、ヴェルスパ大分レディースは、
上を目指し強くなっていきますので
これからも応援よろしくお願いします!

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