目的と手段

2020-12-15 20:43:34 | リーダー
目的と手段。
これははっきりと区別しておかなきゃならない。

組織内で協議をしていて、よく感じることがある。
内容が目的を達成するための協議ではなく、手段を達成するための協議となってしまっていることだ。
色々な手段を机に並べて、どの手段が“最高”かをひたすら議論していることがある。
安価なもの、手軽なもの、頭を使っていそうなもの、努力が形として残るもの。
まさに手段と目的を取り違えた、愚の骨頂を会議で論じているのだ

あーでもないこーでもないという無味乾燥な議論が好きな輩が、確かにいる。
恥ずかしながら、私の組織にはそのような輩が多い。
自分の知識をひけらかしつつ、自分の論理に酔いつつ、手段を論じている。
そこに目的を確認する意識はない。

物事を議論していると、目的を見失うことはよくある。
これは物事をうまく運ぼうと思うと、手段についての検討に時間を取られるためだ。
しかし、大切なのは目的。
議論に行き詰まったとき、検討に行き詰ったときこそ、目的を確認するという原点回帰が有効だ。
目的を再認識することにより、解決法が見えてくることもある。

原点回帰。
これはリーダーが忘れてはならないキーワードのひとつだ。

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