エアコン24時間運転は経済的か? ~後編~

2009-07-21 22:26:11 | 空気環境
前編の続きです。

エアコンを24時間運転していた昨年の7月請求分電気使用量と、
エアコンを必要に応じてON・OFFしている今年の7月請求分電気使用量を比較すると。。。

2008年7月
デイタイム:122KWh÷31日≒3.94KWh/日
リビングタイム:342KWh÷31日≒11.03KWh/日
ナイトタイム:259KWh÷31日≒8.35KWh/日
2009年7月
デイタイム:118KWh÷29日≒4.07KWh/日
リビングタイム:291KWh÷29日≒10.03KWh/日
ナイトタイム:205KWh÷29日≒7.07KWh/日

デイタイムはエアコン24時間運転していたほうが0.13KWh/日少なくなっています。
リビングタイムは必要に応じてエアコンを稼動させたほうが1.00KWh少なくなっています。
ナイトタイムも必要に応じてエアコンを稼動させたほうが1.28KWh少なくなっています。


う~む。。。
リビングタイムもナイトタイムも、今年のほうが安くなっています。
エアコンは空間を冷やすまでの消費電力が大きいので、
高性能住宅ではつけっ放しにしておいたほうが経済的なのかな?という認識もあったのですが、
やはり、つけっ放しにしておくより、人がいないときにはエアコンを切ったほうが安上がりになるようです。

一方、デイタイムは、ほとんど違いが出ていません。
リビングタイムやナイトタイムの法則が適用できるなら、
昼間、仕事で家を空けることの多い我が家では、
デイタイムに、今年の電気消費量が多くなるという明確な差が出るハズだと思っていたのですが。。。
意外な結果です。


個人的な意見ですが、mercy邸の場合、
暑い日の夕方に、誰もいない家に帰ってきても“暑っ”という感覚はないんです。
しっかりと断熱・気密・換気が図られているため、
一日、家を空けておいたときでも“生暖かいな”という程度です。
そのため、吹き抜けがあって内部ドアを開けっ放しにもかかわらず、
エアコンの効きは非常に早いんです。
つまり、室内が暑いというほどになってないから、
エアコンを始動したときにエアコンにかかる負荷が小さいのでしょう。


ということで、無理矢理のこじつけになるかも知れないですが。。。結論です。

エアコンは24時間運転するよりも、
必要なときに必要な場所にエアコンを稼動させるほうが経済的。

これはあくまでmercy邸では、という条件付ですが、
大概のお家では当たり前のことなんでしょうね。
mercy邸は高性能を自負している関係で、
エアコン24時間運転のほうが安くなった!
というレポが書けるかと少なからず期待したのですが、
そこまでの高性能ではなかったようです。

なお、今回の検証結果ですが、
もちろん、昨年と今年で気温や湿度に違いがありますし、
去年は働いていなかった嫁さんが、働きに出るようになったという違いもあります。
当然、了解いただいているかとは思いますが、
ひとつの検証結果であり、すべてのお宅に共通することではありませんのでご了解願います。


ところで、前述の文章の中に、
暑い日にエアコンをつけずに丸一日家を空けておいても“生暖かい”くらいです、という意味のことを書きました。
ということはですよ。
真夏の一日、家でじっとしていれば、エアコンをつけなくても、
さらに窓を開けなくてもmercy邸は人が過ごせる空気環境なのか?という疑問がわいてきました。
・・・・・ムムム。。。試してみたい。
是非とも、せっかくの休みなのに、実験のために家にこもって息をひそめてみたい。
もちろん、一切の空調はナシで。
あぁ。。。。僕はどこまでちょいアホなんでしょうか。
きっと、どこまでもちょいアホなんでしょう。
でも、どこまでもちょいアホなら、それはドアホゥなんですが、
それでもちょいアホにこだわりたい親父でございます。
わけわからん。
では。