リフォームにプチ参加

2009-06-07 23:15:28 | 雑記
昨日と今日は忙しくしていました。

というのも、仲良くしているご近所さんが中古住宅を購入(現在は親から借家)し、
先週からリフォームに取り掛かってらっしゃるのですが、
そのリフォームを少しですが、お手伝いしているのです。

インテリアセンスがまったくないと自負するご夫婦で、
うちの嫁さんにインテリアをすべて考えてくれと頼まれました。
嫁さんもその気になって、あれこれと思案している中で、
僕ら夫婦が口を揃えたのが“巾木がひどいからペンキを塗る”でした。
もともと、木の巾木や窓枠が使用されていて、それを白く塗装されているのですが、
あまりにも傷や汚れがひどく、それが貧乏臭く見えてしまうのです。

素敵な家具や小物を置いてインテリアを好みに変えるのは楽しいですが、
それもベースがあるかないかで達成感は大きく異なります。
ベースとなる内壁・床・天井が貧乏臭いと、モノでがんばっても限界があります。
幸い、その中古住宅は4年前に購入した家族により、
かなりの規模でリフォームされており、
内壁や床はまだまだ新しいと言える程度のものでした。
だからこそ、巾木や窓枠の古さが目立ったのでしょう。

とまぁ、屁理屈はさておいて、
ここ2日間は巾木と窓枠を白く塗るためにひたすらがんばりました。
昨日は午後4時から現場に入り、マスキングテープを張り巡らせました。
今日は朝から、ハケを手に取り、ひたすら塗り続けていたのです。
時々、あの時のことを思い出しながら。。。。

こういう作業は、やり始めるまではとっても億劫だったリするのですが、
いざ、作業を始めると、楽しくて夢中になってしまいます。
孤独じゃなければ、という条件付ですが(苦笑)

ご主人と一緒にバカ話を繰り返しながら、作業すること5時間。
どうしても貧乏臭かった巾木や窓枠は、みちがえるようにキレイに白くなりました。
僕もたいがい大雑把ですが、ご主人はそれに輪をかけて大雑把なので、
少しくらい失敗しても、ご主人はもっと大きな失敗をたくさんされているので、
他人の家とはいえ、気軽に作業することができました。
もしも、ご主人が神経質な人なら・・・・考えたくもないデキではあったのですが(汗)

嫁さんは仕事帰りに現場を見て、
総論賛成各論反対、の印象を持ったようです。
つまり、パッと見はキレイだけど、よく見るとムラだらけ・・・・・。

それでも、とっても満足そうなご夫婦の反応を見ると、
面倒でもトライしてよかったなと、心から思います。
ご主人もリフォームの一部を自分でされたので、
きっと、家に愛着を持たれることでしょう。

自宅の建築(リフォーム)過程に施主が参加する。
日本では一般的ではないようですが、
欧米では当たり前なんですね。
壁を塗ったり床を貼ったり。。。
僕は今でも、床の塗料について人に話すとき、
必ず、あの幻聴や孤独をおもしろおかしく話してしまいます。
それが“いい思い出”になっているということなんでしょう。

 

2週間前に初めて購入された中古住宅を見せていただいたとき、
“せっかくの白い巾木や窓枠がボロボロや”とか、
“このタレ壁は意味ないから取っ払え”とか、
“水周り、せめて洗面台だけでも取り替えたほうが・・・”とか、
夫婦2人で好き放題に批評していたのですが、
ご夫婦は限られた予算の中で、そのどれもを実現されました。

さて、今日でリフォームはほぼ完成し、
後はハウスクリーニングさんが入った後に、
カーテンが新調されて完成となります。
リフォームされたお家、できれば画像をアップしたいと思います。

塗り過ぎで腕をガクガクさせながら、長文をアップしてしまいました。
明日はきっと仕事にならないことでしょう。
では。