強制参加おにごっこ

2009-02-04 19:33:45 | 子育て
ずいぶん昔に我が家で夜毎繰り広げられるおにごっこについて記事にしていました。

それは今は昔、の話ではありません。
ジャリ男がおにごっこの一員として機能する年齢になってきたので、
新居に移り住んだ今でも、週に3回くらいはおにごっこが実施されます。
もちろん鬼ごっこの際には、mercy邸の回れる動線は大活躍!
泳ぎ続けるマグロのように、回り続ける子ども達。
それを微笑みながら眺める父親・・・・・ってわけにはいかないんですよねぇ。

おにごっこを始めるときには儀式のように参加者が募集されます。
それは大抵、1号によって、ときに2号によって。
参加者募集と大げさな表現を使っていますが、
“お~にごっこす~る者、こ~のゆ~びと~まれ~”というヤツです。
こんなことしてもしなくても、参加者のメンツは毎回同じですが(汗)。

で、この声が聞こえると僕は気付かないフリをするんです。
だって疲れるんですもん、おにごっこ。
この歳になって誰かに追いかけるスリルを味わう遊びなんて、
積極的にやりたいとは思いません。
普段から仕事に追いかけられてヒーヒー言ってるのに・・・。
だから参加しないという意思表明のために、
決して自発的に指にはとまらないのです。

すると子ども達による攻撃が始まります。
そう。強制的に指にとまらされるのです。
僕の手をグイと掴むと、
“こ~のゆ~びと~まれ~”を繰り返しながら、
無理矢理僕の掌に指を突っ込んできます。

これって、リンチですよ(涙)

そこで僕もない知恵を絞り出して応戦しています。
こぶしを握り締めて、
たとえ子どもの指といえども入り込まないようにがんばるのです。
すると敵もさるもの、引っ掻くもの反省するもの。
新たな独自ルールを作成し、
“服の一部が指に巻きついても、指にとまったことやで!”
とTシャツの裾を指にグルグル巻きつけて参加させてしまう荒業に出ます。
こうなると僕には成す術なし。
強制的に参加させられてしまっちゃいます。
しかもおにごっこに手抜きしようものなら1号の怒号が飛んできます。
“パパ!まじめにやり!!”
おにごっこなのにマジメも不マジメもないと思うのですが。。。
“はい。わかりました!”と元気に返事する自分が情けない。

やっぱりこれってリンチですよ(涙)

ところで、おにごっこはおにごっこでも“こおりおに”ってのをやってます。
鬼にタッチされると凍って動くことが許されません。
逃げてる人にタッチしてもらうと解凍して、
またおにごっこに参加できるというルールです。
僕らが子どもの頃には“こおりおに”なんてありませんでした。
時代が古すぎるからか。
居所が田舎過ぎるからか。
確かに鬼にタッチされて終わり、よりも希望が持てて楽しいですね。
って、結局楽しんでいる父がいたりするのです。
では。