2号語

2008-02-10 23:00:56 | 子育て
うちの希少種、2号はオリジナルでおもしろい言葉や意味を取り違えた言葉が連発されます。
そんな言葉のいくつかを記しておきます。

『明日の残りに残しといて』
使用例:このチョコレート、全部食べれへんし明日の残りに残しといて
意味わかりません(笑)
僕ら希少種でない人間ならば“明日に残しといて”となります。
しかし希少種2号が言うとこんなこんがらがった表現になってしまうんです。
この文章の解析を試みてみましょう。
文節的には“明日の”“残りに”“残しておく”で区切れるかと。
これをそれぞれでくっつけてみると“明日の残り”と“残りに残しておく”の2通りに取れます。
前者は明らかに日本語的におかしいですよね。
今日の残りならいざ知らず、明日の残りというのは未来形であり、
確実に“明日”に“残る”のかどうかわからないものを残しておくことになります。
もう少し飛躍的に言うと明日の残りを明後日に残してくれという意味になってしまうかと思います。
後者はこれまた意味不明。
残りに残しておく、というのは残りものを出すために残しておくと受け取れます。
ということはたまたま残ったのではなく、残すことを意図していたということになるでしょう。
でも、2号にとって今日残ってしまったものは、決して計画的に残したわけでは明らかにありません。
要は真ん中の“残りに”という言葉が不要なんですね。
言いたいことはわかるんですけど。
でも、この言葉を僕も嫁さんも気に入って、使用頻度はめちゃ高いです。

『今日、起きたらお休み?保育園?』
微妙な言い回しですが、この言葉はいつもみんなで床に就いてから飛び出します。
希少種でない人間は、次の日が休みなのか保育園に行かなきゃならないのか聞く場合、
“明日、起きたらお休み?保育園?”と言いますね。
要は今日と明日の意味がイマイチわかってないのです。
なのに“明日の残りに残しとく”ではちゃんと明日という概念がわかっているのです。
希少種2号が言う今日とか明日は、その時々で真の意味における今日なのか明日なのか変わるのです。
だから聞き手が前後の文脈からあ・うんの呼吸で理解してあげる必要があります。
今日と言った2号に、うかつに“それ、明日のまちがいちゃう?”とか言ってはいけないのです。
“今日やって言ってるやん!”って怒ってふくれて、ご機嫌取りが大変になっちゃいますから。

『しれへん』
使用例:2号な、これ、しれへんねん
僕、これ、大好きなんです。
希少種でない人間の言葉に訳すと“できひん”、
つまり“できない”を関西弁で言うときの言葉なんですね。
しれ=する、へん=ない、というように区切ることができます。
この表現、めちゃかわいくって好きなんですよねぇ。
しれへんという響きも、何となくしれっとしていて京都っぽくてイイです。
もちろんこれも僕と嫁さんの間で、使用頻度はめちゃ高いです。
最近、ジャリ男も“しれへん”が慣用句になっているんじゃないかという疑惑が浮上しています。
ときどきポロリと言うんですよねぇ。。。

これらの表現間違いは、親として正していかないといけないのでしょう。
でも、なんか2号らしくってかわいくって、なかなか正していこうとは思いません。
どうせこんな簡単なことはちゃんとしゃべるようになるんだから、
それまではこれらのかわいい言葉を聞いていたいなと思ってしまうのです。
今の僕には2号を正すことなんて、しれへん!・・・・・・・あ、しもた。
では。


 


昨日もよく降りましたよ、雪。
朝から夕方までたっぷり5㎝程度の積雪でした。


我が家の3姉弟もさっそく雪遊びへと繰り出します。
あまりヤル気なさげな後姿がグッドです。
“あぁ、野麦峠”を思い出してしまいました。