もう書くまいと思っていたこのシリーズですが、やはりこのやっちゃったについては避けられそうもありません。
やっちゃったなぁ、というかやらされちゃったというか、自分からやらされることを選んだというか。。。
今回のやっちゃったはビルダーについてなんです。
僕は完全に工法から入って、イサットハウスのフランチャイズに加盟するビルダーを選定しました。
そのビルダーには営業とか施工監理とか設計とか、明確な担当はありません。
ひとりで営業から設計、デザイン、監理・・・とこなす場合もあれば、監理だけ異なる場合もあります。
このブログにもしばしば登場する、営業と設計をやってもらったハンゾー氏。
彼は、家作りが好きで、一生懸命になるのはいいのですが、それゆえというかそれなのに大切なことをすっ飛ばしてしまうのです。
例えば、土地が決まれば普通は現場で周囲の環境や景色を確認しながらプランニングをしますよね。
そういう提案が一切ありませんでした。
周りのことなんて関係ない、家だけに集中すればいいみたいな態度です。
僕ひとりで提案されたプランを持って、現地を確認に行っていたくらいです。
そんなことでやっちゃった1のようなことが起こってしまったわけです。
後で皆さんが当たり前のように現地を確認しながらプランニングされていることを知って、
それさえもできていなかった、そうすることを提案してもらえなかったのが寂しかったのを覚えています。
契約についてもそうでした。
プランニングは固まったとはいえ、細かな部分はまだまだこれからという状態でした。
詳細は施工までに決めればいいので、ということで契約したわけですが、
もっとじっくりプランニングしたかったなと思います。
施主の都合を無視してハンゾー氏は、大工さんの段取りなんかで急いでいたようです。
これによって、例えば照明なんかはとんでもないことになりました。
契約後に提案された照明プランがまったく気に入らなかったので、自分で色々と調べていたわけです。
いつまでに照明プランをFIXしなければならないか、知らされないまま。
で、上棟式の2~3日前に“上棟式の日に照明の確認を行います”ときたんですね。
確認って、僕はまだ照明のプランを確定した覚えは一切ありませんでした。
つまり、ハンゾー氏は自分が提案したプランで確定だと勝手に思っていたんです。
確定もしていないのに、露出する梁に照明の線を通す穴を開けるなんかの事前準備の必要な指示も出していたようです。
このときの彼の態度は忘れることができません。
照明プランがいかにも確定しているような態度を示す彼に、僕は言いました。
“え?照明の確認って、まだプラン決定してないでしょう?”
“いや、もう一部走り出してます。言うとくけど、梁には照明の配線のため穴も開いていますし”
“・・・・・”
言葉が出なかったというのが実際のところです。
何を根拠に彼は走り出したのか。
“言うとくけど”という施主とビルダーの信頼関係をすべてブチ壊してしまうような言葉。
施主置き去りの典型です。
後日、照明のプランを決定するために照明屋さんとハンゾー氏の3人で現場で話しました。
そのときにハンゾー氏が、僕が決定したプランが当初自分が提示したプランと異なるのを見て、
“変更”という言葉を口にしたものですから、完全にキレてしまいました。
“変更って、僕は一度もプランを決めた覚えはない”
思えばこの瞬間から、彼は我が家の家作りに関して完全に部外者になりました。
本当に家作りが好きなら、こういうことをすっ飛ばしはしないんでしょうね。
彼は施主と協働で家作りすることが好きなのではなく、“建てる”ということが好きなんでしょう。
極端な言い方をすれば、家が建てばそれでよくって、施主の満足度については考えていないということです。
建築実績が欲しいという気持ちがそうさせている、と勘ぐってしまいます。
彼が第1線で営業をやっている限り、これ以上ビルダーの発展は望めません。
そう言い切ることができます。
イサットハウスという工法にこだわる施主、もしくは特別なコネクションのある施主しか寄り付かないでしょう。
彼に関する注文はまだまだありますので、機を見つけて書いていきたいと思います。
もちろん、完成してから全部まとめてビルダーに色々と進言するつもりでもあります。
では。
それって選んだ自分が悪いんやん、と思われる方もひと押しお願いします。