しばらく現場にいけなかった間に、基礎の断熱工事が終わり、床下地に入っていました。
現場とはタイムラグがありますが、建築工事の細部をレポートしておきます。
“玄関部分の土間コンクリートをどのようにして断熱するのか”
これがよくわからなかったのです。
イサットハウスの基本仕様として、基礎は内側で断熱します。
基礎の外周の内側に押出法ポリスチレンフォーム(55㎜)を施工するわけですが、
玄関の土間コンクリートと外周の立ち上がりとの取り合いがどうなるのかイメージできなかったんですよね。
現場を見ると一目瞭然でした。携帯での撮影のため、画像が悪いのはお許しを。
我が家の玄関部分です。
記入しているとおりなんですが、玄関土間コンを囲んで基礎よりも若干低い部分があるのがわかりますか?
これが断熱材なんです。
ホールから連続している玄関クローゼット
なるほどねぇ。玄関ホールの土間コンクリートの内側で断熱するわけです。
ということは、玄関ホール部分のコンクリートは外気の影響を受けるんですね。
考え方としては基礎の立ち上がりよりも内側を断熱するということのようです。
それから、細かい話ですが、この写真を見てください。
ちょうどここは断熱欠損になるため、矢印のようにコンクリートを熱が伝わっていくわけです。
当然ながら、基礎のあちこちでこのような状態が見られます。
基礎も外側で断熱すると、このような断熱欠損はありません。
コンクリートが外気の影響を受けることがないため、冬のひんやりした感じや、夏の焼けた感じがやわらげられます。
反面、シロアリの侵食が心配ではあるんです。
イサットもそのために基礎は内断熱を選択しているようです。
ま、こんな細かなことは誰も気にしないと思いますけど。
ということで、冒頭に記した疑問の答えは
“玄関土間コンクリートは断熱せず、その内側で断熱する”ということだったんですね。
玄関土間からは多かれ少なかれ、輻射熱の影響を受けるということです。
では。