とくのうです、こんばんは。
久々にマイ・フェイヴァリットを書きます!
今日は恐れ多くもTHE BEATLESの曲に触れてみます。
ビートルズの曲の解説とか、その背景とかはいろいろな人が書いていて
無知な僕が僕がどんなに頑張っても、言葉足らずなので、
僕のわかる範囲のことを僕の言葉で書きたいなあって思います。
僕は本来、もっと後の時代の曲が好きなんですが、
最近はこの曲のメロディーが頭にこびりついて離れません。
1965年に発表された(もう40年も前かよ!)
「ラバーソウル」というアルバムの4曲目にある、
「NOWHERE MAN」という曲なんです。
(「ひとりぼっちのあいつ」っていう邦題がついてました。)
この曲はジョン・レノンの曲なんですが、当時は4トラックくらいの
録音機材しかないのに、凄く重厚な3重のコーラスが入っていて
とても綺麗な曲なんです。
そのギターの音も強くて、でもとても切ない感じなんですよ。
そして、この曲のベースラインはとても気に入って僕は何回も練習したし、
リンゴのサビ前のスネアのロールは本当にハッとしてしまいます。
そして何より、この寂しげな歌詞が
上手く言えないんだけど、シンパシーを感じてしまうんです。
僕の英語は下手糞だから、あんまり正確な訳ではないけど、
自分なりの解釈で訳してみました!( )の中に省略されていると思われる
言葉を書いてみました。
(かなり妄想を含む意訳w 間違いだらけですが・・・)
(※ 歌詞は歌詞カードから抜粋)
NOWHERE MAN(ひとりぼっちのあいつ)
He's a real nowhere man *あいつはマジで行き場所がないんだ
sitting in his nowhere land 一人ぼっちの国に居て
Making all his nowhere 誰の為にもならない
plans for nobody 行き場の無い計画ばかりを練っているんだ
**Doesn't have a point of view **あいつは(自分なりの)視点をもってなくて
Knows not where he's going to 自分が何処へ向かっているかも知らないんだ
Isn't he a bit like you and me? でも、あいつはちょっと僕達と似ていないかい?
(サビ)
***Nowhere man please listen ***居場所がない君、お願い聞いて
You don't know what you're missing 君は何を無くしてしまったのか、気付いてないんだ
Nowhere man ねえ、NOWHERE MAN
The world is at your command 世界は君の思い通り(にすることも出来るのに)
(2番Aメロ)
He's as blind as he can be あいつは出来る限り(自分の見たくない物を)見ることを避けて
Just sees what he wants to see 自分の見たいものだけを見てる。
Nowhere man ねえ、NOWHERE MAN
Can you see me at all? 君は僕の事が見えているのかい?
(2番サビ)
Nowhere man, don't worry 居場所のない君、心配しないで
Take your time, don't hurry 自分のペースで行こう 急がなくていいんだよ
Leave it all till somebody else 誰かが手を貸してくれるまで
Lends you a hand そのままでいいんだから
REPEAT ** 繰り返し ** *** *
REPEAT ***
REPEAT *
誰でも、孤独になることは怖いし、居場所がないことは
本当に寂しい事だと思います。
この曲、孤独ということが一番のテーマになっていると思うんです。
それも、孤独は誰かのせいではなく、自分自身がその状況を
作り出している事が多いように思います。
この歌詞は本当に僕の胸に刺さります。
一般的に単純な歌詞は、孤独をテーマにする時、
「僕はさびしい~」みたいに、対象を自分にするのですが、
このジョンの歌詞は、その対象を3人称にして客観視している感じがします。
「あいつは一人なんだよ」みたいに。
そこがとてもCOOLだと思います。
1番のAメロで人と関われない「あいつ」が登場します。
前半では人事のように行き場の無い「あいつ」の事を歌ってますが
でも、Aメロの最後で「僕達と似ていないかい?」
と、まるで「人事では無いんだよ」と言ってるように聞こえます。
そしてサビ。
居場所の無い彼(NOWHERE MAN)に
どうして一人っきりになってしまったのか
気付いてもらいたくて呼びかけます。
でも彼が無くした物って何なんだろう?
思いやり? 誠実さ? 人を受け入れる事?
(それがわかれば、きっと人生は苦労しないのですが・・・)
そこを考えさせるところが上手い歌詞ですね。
そして、「世界を思い通りに出来るんだよ」って言っています。
これは、「もっと孤独ではなくて、楽しく生活出来るんだよ」
っていう意味なのかなと思ったりします。
2番のAメロ
現実を直視せずに、見たくない事は避けて
自分の殻に閉じこもる彼。
「僕の事が見えているのかい?」と彼に呼びかけてるんですね。
そして2番のサビなんです。
「誰かが救いの手を差し伸べてくれるから、焦らなくていいよ」って
優しく彼を励ましているんですよ。
きっと「何甘えてるんだよ!」って大方の人に言われるとは思うけど、
本当に寂しくて辛い時って、そういう言葉をかけてくれることが
どれだけ救いになることか・・・
「ひとりぼっちのあいつ」はきっと実は周りに沢山いると思うんです。
そしてそこから抜け出すには、
「現実を直視して、自分の観点をしっかり持っていなければいけないよ。
でも、焦らなくていいんだよ。誰かが手を貸してくれるから」
というのが、この曲のメッセージだと思います。
(でも、その救いの手に気付く事が難しいことかなあと思います。
Bjorkの歌のときにも書いたのですが、たぶんその救いの手は
自分の期待している方向からとは限らないし・・・)
もうこれは40年も前の曲なんですけど、
何か自分とシンクロしてしまって、ちょっと泣けてきます。
僕も人と接する事が上手くないから・・・
最後にこの曲でよく言われる謎かけなんですけど、
「NOWHERE」を2つに分けると「NOW HERE」になるんですね。
「NOW HERE MAN」・・・今ここにいる人
自分自身のことをジョンは歌ってたのかもしれませんね。
(妄想を考え出すときりがないのですが・・・)
名曲というのは、聴く側にいろいろな事を考えさせる力が
あるんだなって思います。 ではまた。
久々にマイ・フェイヴァリットを書きます!
今日は恐れ多くもTHE BEATLESの曲に触れてみます。
ビートルズの曲の解説とか、その背景とかはいろいろな人が書いていて
無知な僕が僕がどんなに頑張っても、言葉足らずなので、
僕のわかる範囲のことを僕の言葉で書きたいなあって思います。
僕は本来、もっと後の時代の曲が好きなんですが、
最近はこの曲のメロディーが頭にこびりついて離れません。
1965年に発表された(もう40年も前かよ!)
「ラバーソウル」というアルバムの4曲目にある、
「NOWHERE MAN」という曲なんです。
(「ひとりぼっちのあいつ」っていう邦題がついてました。)
この曲はジョン・レノンの曲なんですが、当時は4トラックくらいの
録音機材しかないのに、凄く重厚な3重のコーラスが入っていて
とても綺麗な曲なんです。
そのギターの音も強くて、でもとても切ない感じなんですよ。
そして、この曲のベースラインはとても気に入って僕は何回も練習したし、
リンゴのサビ前のスネアのロールは本当にハッとしてしまいます。
そして何より、この寂しげな歌詞が
上手く言えないんだけど、シンパシーを感じてしまうんです。
僕の英語は下手糞だから、あんまり正確な訳ではないけど、
自分なりの解釈で訳してみました!( )の中に省略されていると思われる
言葉を書いてみました。
(かなり妄想を含む意訳w 間違いだらけですが・・・)
(※ 歌詞は歌詞カードから抜粋)
NOWHERE MAN(ひとりぼっちのあいつ)
He's a real nowhere man *あいつはマジで行き場所がないんだ
sitting in his nowhere land 一人ぼっちの国に居て
Making all his nowhere 誰の為にもならない
plans for nobody 行き場の無い計画ばかりを練っているんだ
**Doesn't have a point of view **あいつは(自分なりの)視点をもってなくて
Knows not where he's going to 自分が何処へ向かっているかも知らないんだ
Isn't he a bit like you and me? でも、あいつはちょっと僕達と似ていないかい?
(サビ)
***Nowhere man please listen ***居場所がない君、お願い聞いて
You don't know what you're missing 君は何を無くしてしまったのか、気付いてないんだ
Nowhere man ねえ、NOWHERE MAN
The world is at your command 世界は君の思い通り(にすることも出来るのに)
(2番Aメロ)
He's as blind as he can be あいつは出来る限り(自分の見たくない物を)見ることを避けて
Just sees what he wants to see 自分の見たいものだけを見てる。
Nowhere man ねえ、NOWHERE MAN
Can you see me at all? 君は僕の事が見えているのかい?
(2番サビ)
Nowhere man, don't worry 居場所のない君、心配しないで
Take your time, don't hurry 自分のペースで行こう 急がなくていいんだよ
Leave it all till somebody else 誰かが手を貸してくれるまで
Lends you a hand そのままでいいんだから
REPEAT ** 繰り返し ** *** *
REPEAT ***
REPEAT *
誰でも、孤独になることは怖いし、居場所がないことは
本当に寂しい事だと思います。
この曲、孤独ということが一番のテーマになっていると思うんです。
それも、孤独は誰かのせいではなく、自分自身がその状況を
作り出している事が多いように思います。
この歌詞は本当に僕の胸に刺さります。
一般的に単純な歌詞は、孤独をテーマにする時、
「僕はさびしい~」みたいに、対象を自分にするのですが、
このジョンの歌詞は、その対象を3人称にして客観視している感じがします。
「あいつは一人なんだよ」みたいに。
そこがとてもCOOLだと思います。
1番のAメロで人と関われない「あいつ」が登場します。
前半では人事のように行き場の無い「あいつ」の事を歌ってますが
でも、Aメロの最後で「僕達と似ていないかい?」
と、まるで「人事では無いんだよ」と言ってるように聞こえます。
そしてサビ。
居場所の無い彼(NOWHERE MAN)に
どうして一人っきりになってしまったのか
気付いてもらいたくて呼びかけます。
でも彼が無くした物って何なんだろう?
思いやり? 誠実さ? 人を受け入れる事?
(それがわかれば、きっと人生は苦労しないのですが・・・)
そこを考えさせるところが上手い歌詞ですね。
そして、「世界を思い通りに出来るんだよ」って言っています。
これは、「もっと孤独ではなくて、楽しく生活出来るんだよ」
っていう意味なのかなと思ったりします。
2番のAメロ
現実を直視せずに、見たくない事は避けて
自分の殻に閉じこもる彼。
「僕の事が見えているのかい?」と彼に呼びかけてるんですね。
そして2番のサビなんです。
「誰かが救いの手を差し伸べてくれるから、焦らなくていいよ」って
優しく彼を励ましているんですよ。
きっと「何甘えてるんだよ!」って大方の人に言われるとは思うけど、
本当に寂しくて辛い時って、そういう言葉をかけてくれることが
どれだけ救いになることか・・・
「ひとりぼっちのあいつ」はきっと実は周りに沢山いると思うんです。
そしてそこから抜け出すには、
「現実を直視して、自分の観点をしっかり持っていなければいけないよ。
でも、焦らなくていいんだよ。誰かが手を貸してくれるから」
というのが、この曲のメッセージだと思います。
(でも、その救いの手に気付く事が難しいことかなあと思います。
Bjorkの歌のときにも書いたのですが、たぶんその救いの手は
自分の期待している方向からとは限らないし・・・)
もうこれは40年も前の曲なんですけど、
何か自分とシンクロしてしまって、ちょっと泣けてきます。
僕も人と接する事が上手くないから・・・
最後にこの曲でよく言われる謎かけなんですけど、
「NOWHERE」を2つに分けると「NOW HERE」になるんですね。
「NOW HERE MAN」・・・今ここにいる人
自分自身のことをジョンは歌ってたのかもしれませんね。
(妄想を考え出すときりがないのですが・・・)
名曲というのは、聴く側にいろいろな事を考えさせる力が
あるんだなって思います。 ではまた。