<高台学会>

高台の鑑賞と研究 

事例 465

2022-04-28 14:45:39 | Weblog
堀の手ではありますが、珍しい室町時代後期の古瀬戸の椿手茶碗です。
気を衒うことのない碗なりの姿に内外に鉄釉を垂らしてあります。
とてもモダンで何か抽象絵画を見ている気がいたします。
高台の土はとても焼き締まり、薄灰色のまるで石のような雰囲気です。
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事例 464

2022-04-20 15:38:45 | Weblog
岸岳飯胴甕所産の口径4.3cmと類い稀な小さな筒盃であります。
小さな高台を観察してみると鋭利な箆で一気呵成に削られているのが見て取れます。
心の目詰まりが解放されるような心地であります。
土は硬く硬く焼き締まり岩石のような雰囲気です。
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事例 463

2022-04-08 13:11:19 | Weblog
桃山時代内ヶ磯窯所産の朝鮮唐津茶碗です。
尋常ならざる一碗であります。
以前事例404で紹介させていただいた帆柱朝鮮唐津茶碗より一回り大振であります。
口縁部から胴部へかけての鉄釉と斑釉の得も言われぬ風情はもちろんではありますが、
茶碗内見込みの風景も斑釉が一気呵成に雪崩落ち瞠目ものの様相を呈しております。
釉溜まりには陶片などで承知の通りプツプツとした発掘出土特有の腐食が確認できます。
高台内外の土は濃い小豆色の緋色に覆われ焼成時の火勢を物語っております。
高台中央部にはいかにも岸岳諸窯や内ヶ磯窯の出来らしいキリリとした兜巾が確認できます。
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事例 462

2022-04-01 15:44:21 | Weblog
絵志野筒型の向付です。
鳴門の渦のようなぐるぐるが三方に大中小と大きさをかえて描かれています。
堀の手伝世と思いますがとても珍しいものです。
高台というか底部はベタ底施釉となっています。

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事例 461

2022-02-04 15:16:08 | Weblog
岸岳小次郎窯と思われる絵唐津の盃です。
直径8cmと小さなものに絵が描がかれている事はそれだけでも稀有で特筆すべきことです。
(巷間眼にする絵唐津の盃というのはほとんどが贋物であります)
堀の手残念ものではありますが、薄鼠色にあがった器肌に鉄砂で描かれた草花文(?)が黒々と発色し、
裏を返すと小さく削られた高台はやはり薄鼠色に磁器のように硬く焼きしまっております。


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事例 460

2022-01-21 16:14:51 | Weblog
酒徒達垂涎の唐津筒盃です。
見込みを覗くと、
中央部は落ち込みがありますが、盤状に轆轤引きをしたものを立ち上げた作り方である事がわかります。
極浅く削り出された高台内には「の」の字の逆に削り目が見て取れます。
渦巻く巴文様の様です、中央部には縮緬皺があります。

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事例 459

2022-01-21 14:19:37 | Weblog
瞠目に値する絵唐津の小皿です。
高台内の中央部、兜巾が尖っております。
畳付きは幅広であります。
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事例 458

2021-12-08 14:52:27 | Weblog
岸岳は帆柱窯産と伝わる斑唐津茶碗です。
本事例で特筆すべきなのは総釉であるということです。
さらにくわえて造形が極めて丹念であるということ。
茶碗の形を表する言葉に「碗相」というのがありますが、
まさしく碗相に優れた茶碗であるといったところでしょう。
高台内は饅頭のように盛り上がり施釉されてはおりますが、
ザクリとした胎土であることがわかります。
岸岳の斑唐津、皿屋、帆柱のものは土見せのものがほとんどで
このような総釉のものはまさしく眼の鱗が落ちるようなものであります。
(岸岳でありませんが大葉山窯の斑茶碗には総釉のもがあります)
岸岳のものは伝世品が少なく窯跡発掘のものが大多数で、
500年ほどの土中による経年劣化は釉面に必ずあるものです。
陶片を数多く見てきた方にはお分かりとは思いますが、
エビデンスとして高台脇の釉の腐食(釉腐れ)部分の拡大画像を
添付いたします。

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事例 457

2021-11-24 16:06:25 | Weblog
小ぶりな黒高麗徳利です。
腰がはち切れそうに量感に満ちています。
高台畳付き露胎した土を見ると真っ黒です。
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事例 456

2021-08-24 14:48:50 | Weblog
斑唐津の振出です。
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事例 455

2021-08-17 14:34:25 | Weblog
藤の川内窯産の香炉であります。
同時代の美濃焼では手捻りで作った足をくっ付けますが、
唐津ではこのように三足をヘラで削り出す事が通例です。
時代は同じでも作り込みの様々な発想は面白いものです。
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事例 454

2021-08-14 14:38:48 | Weblog
「妙々な類縁」
唐津古窯 藤の川内窯産の発掘の掛け分け徳利です。
世の中には場所こそ違え瓜二つのものがあるものです。
2017年9月に紹介の同一意匠の李朝時代の掛け分け徳利を下に提示しておきます。上部を鉄釉、腰より下部を白釉。
恐らく李朝徳利の方が製作年代が早いとは思いますが、
両名共に時代は17世紀初期、多少の前後はあるでしょうが。
藤の川内窯産のものは底部平で板起こしで成形、
李朝のものはは轆轤成形、高台は篦削りです、兜巾有。
李朝の掛け分け徳利。こちらで紹介→事例385

⭐︎リニューアルのお知らせ
従来の時事関係の事柄は新設ブログ→時事<高台学会>へ移設させていただきました、当ブログでは高台のみを紹介します事務局より
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事例 453

2021-08-14 13:28:57 | Weblog
李朝時代中期の黒高麗面取徳利です。
一見すると李朝後期の飴釉のようですが、
ねっとりした土味や肌は一味も二味も異なり奥深い古格があります。
底部はスキッとした平らであります。
面取りは李朝工芸特有の技法ですが、
このように不規則でしかも楽しげな面取りの様子は好ましい限りであります。
外連味(ケレン)の無い、という言葉がありますが、
この徳利にはまさしく言い得て妙であります。


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事例 452

2021-08-13 12:13:02 | Weblog
藤の川内窯の伝世斑唐津小徳利です。
胴体がパックリと横一文字に裂け目があります。
振出として金平糖などを入れられ使われてきたものでしょう。
底部はすっかり摩耗しております。

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事例 451

2021-06-14 13:12:59 | Weblog
方丈(四方、四角い物)という言葉は古代中国の神仙思想による三神山の一つ方丈山に住むという不老長寿の仙人への尊崇の念から始まり、時がくだり宋時代に禅が盛んになるとその尊崇の念は、禅寺の簡素な居室や住職自身を意味するようになったという事であります。神仙思想の方丈山への憧憬が禅僧やその居室への憧憬に変わってゆくのであります。そして「方丈」は鎌倉時代の日本に禅文化と共にもたらされ日本風土と習合し独特の死生観である鴨長明「方丈記」へと結実していきます。その後「方丈」への思慕は居住まいから、茶懐石の道具へと趣向が受け継がれてゆきます。
(以上は学会事務局補佐 臨時論説委員の方の弁です)

「古染付見牛図四方盤」
有名な十牛図のうち「見牛」を表したものです。
「絵志野菖蒲図四方皿」
隅に一株の菖蒲が洒脱な筆致で表されています、余白と相まり失透感のある肌から朧げな風情です。

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