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タイの公立中学入試へ落ちた時にする事

2018年04月04日 22時34分37秒 | タイで子育て
今日4日はタイの公立中学入試の普通科の合格発表。
頑張ったけど落ちてしまった時にどうしたら良いか、噂レベルだが私が知る範囲で書いてみたい。

最初にするのは志望校の先生と相談。

タイの公立中学入試には、理数や英語の特別コース入試、普通科入試、特技入試、寄付・縁故入試の4つがある。
寄付・縁故入試を見て裏口入学と思われるかも知れないが、入試要項へ「公務員の子弟や学校への貢献や寄付をした者を入学させる」と書いてあるので、裏口入学では無い。人気のある進学校だと難しいが、志望校がそうでなければ寄付縁故枠へ空きが残っている事もあるそうだ。学校によっては先生一人で1年2名とか枠があったりするそうで、枠を持て余した先生が見つかれば先生の甥や姪っ子ですって感じで縁故入学となるらしい。地域のトップ校だと寄付額も高騰しているらしいが、地域の2番手3番手校だと数千バーツらしい。もちろんそれなりの実力が伴わないと、入学してから苦労することになる。
志望校の先生なんて知らないとか心配することはない。知人友人へ相談すれば、一人ぐらい親戚や友達に先生って人が居るだろう。先生も慣れているので、紹介してもらって相談すれば良い。何人か相談してダメなら志望校のランクを落としてもう一度。


先生と相談して思うようにならなければ、志望校と相談。

定員を満たさなければ2回め3回目の入試をする学校も有る。定員割れなら不人気校と思われるかも知れないが、公立校の試験は統一試験日で一発勝負なので、ビビった受験者が多いと人気校の定員割れも有る。ウドンタニだとラシヌー校がよく募集している。
私立の人気校も滑り止めに一応入学手続きを済ませた生徒が、公立の合格発表で公立へ流れるのでチャンスはある。多くの学校は事務所へ話して校長等の責任者へお願いする事になるが、大切なのは学校と繋がりがある紹介者と寄付金だそうだ。
中学ではなく小学校だが、子供が某私立の入試で落ちた知人が学校事務所に頼んでも断られ、事務所のシャッターを閉められても頑張って、自宅の近所に住む子供を通学させている親を引き連れて校長室で直談判。熱意が通じたのか相場と言われているのよりかなり安い三万バーツの寄付で入学許可。


入れてくれる学校が無ければ・・
今まで中学と書いてきたのはマタヨムと呼ばれる中高一貫教育の学校であり、自治体のタンボン(区)単位には小学校と併設の中学校が有り、無試験で入学できる。しかしながら四則演算やタイ語の読み書きに問題があったり、発達に遅れの有る生徒も見受けられ、可能であれば中高一貫校へ入学するのを薦めたい。


困ったら誰かに相談。
知人はウドンタニ市内の私立人気校へ幼稚園から子供を通わせていたが、成績が振るわず同じ私立校での中学進学を断念。中学は公立の人気進学校を受験したが合格せず、子供は集落の小学校へ併設された中学校へ。
新学年が始まってから妻がそれを知り、「何て可哀想な事をするの?」と知人へ尋ねると、「公立中の試験日は統一してあるので1校しか受験できず、それに落ちたら仕方がないでしょう」と言われたそうだ。確かに仕組みの上ではそうなのだが、少し調べれば縁故・寄付枠もあるし追加募集も有る。どうしても第一志望の学校へ行きたければ、一度別の学校へ通っておいて編入する生徒も有る。
やり方も知らなくてコネもないならば、早めに誰かに相談すべき。

一人でも多くの子供が、志望する学校で勉強できますように。

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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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多重のセーフティーネット~~♪ (ハシビロコウ)
2018-04-05 08:25:53
日本の国会のアホ野党のように、何でも白黒ハッキリさせたがり、結果はいつも国民の為にならない~~♪
と言う事が、良い事だと思っている人には、ズルズルで、嫌でしょうが・・
教育のこう言う面を知れば、成立の動機は、自分勝手な理由による気もしますが、結果的には、良い面を沢山引っ張り出している方法のように見えます~~♪

忍耐と寛容、1人勝ちを目指さない、と言う事で中々いい気がします。
勿論金持ち優遇の行き過ぎと言う事もあるでしょうが、大抵のことは、表裏が有るので、良いとこ取りだけしたい、
バカマスコミもこんな奥深い現場を見て、報道すれば、良いのにね~~♪
赤いスカートな思い出 (muga)
2018-04-05 11:30:28
振り返れば昨年の息子は崖っぷちのイッパツ勝負でした。
これで落ちたらオメーわかってんだろな!と
赤いスカート履くしかないんだぞ!と、散々プレッシャー掛けた事を思い出します。
赤いスカートとは、当地の落選組が最後に頼る受け皿といわれる公立D校の女子制服です(笑)
今でもたまに話しますよ、試験前には早いとこ赤いスカート買うつもりだったぜ(笑)
 
幼稚園クラスから息子と仲良しだったボート君ですが、六年生が二組あるうちの進学クラスでない方の一組に残りました。
彼は五年一組では主席だったんですよね、おそらく二組でも真ん中辺りの学力があったはずです。(息子は順位三番から昇進)
が、なぜか入れ替え戦では四人枠から漏れてしまい、その代わりに二組へ昇進したのが、あのY校受験で補欠登録から30人飛ばし合格をやってのけた伝説の男ファースト君でした。

なにせそのファースト君は学校経営者一族の親戚でして、やはり二組に在席する校長の孫BBちゃんとはイトコ同士。(もちろんBBはクラスのオツボネ様w)
それが原因でボート君が落選したとしか考えられらいのですよ。
一組には明らかな発達障害と思しき子供も混在してまして、先生のレベルも学習プログラムも進学クラスとは雲泥の差があります。
息子の順位がいきなり三番からドンスリーへと急落したことでレベルの違いが露呈しました。
(もちろんラスは彼、一番君(笑)

ボート君は、そのまま一組のトップを独走しましたが、中学試験では全て落選、仕方なく田舎の小さな小中一貫校へ入れてもらったという話です。
彼はSNSにも参加しませんよ、学校行事でOBとして呼ばれるのは常に勝ち組だけです。
なんなんだろ、この違いは?と思いますね。
息子が生意気な口を叩くたびに言ってやります
「お前なんかな、今頃は赤いスカート履いてたんだぞ、本来ならな!」

さて、もう既にそんな学校事情は把握してますから、来月から五年生になる娘を二組にと母親へゲキを飛ばし、なんなら寄付してでもコジ入れろと話しましたが、母親はいつも私の言う逆をやりますから、今回も拒絶(あのブチ切れラインの原因)、ならばと辛酸を舐めた当の息子からの説得、働きかけ工作を決行しました。

親の無知が子に報う
すべての子供たちに平等なチャンスを!!
コメント有難うございます (メンカーム)
2018-04-06 23:00:27
ハシビロコウさん
ダメ野党は内閣の足を引くことばかりで国民の利益は頭にありませんね。
日本がダメになれば良いと思っているのでしょう。
教育についても妙な平等主義は止め、
能力に合った教育を受けられるのが大切だと思います。
私が通った高校は習熟度別授業の研究校で、
数学は3クラスが同じ時間に有り、習熟度別に分かれて授業をしてました。
私はもちろん「おバカクラス」でしたが、少人数で丁寧な授業でしたので
お馬鹿なりに学ぶことが出来ました。
タイの様に公立も中学から受験が有ると子供の勉強も力が入りますし、
入ってからもレベルに合った勉強が出来るのは良いでしょう。
選択肢が多くて、自分や家庭の事情に合った学び方が出来るのは
素晴らしいと思います。
校区の柔軟化と入試の実施を進めるべきでしょう。

mugaさん
娘の小学校が赤いスカートでした。
三流校とレッテルを貼られ、
娘が模試へ行くと赤いスカートが何をしに来たって感じで見られてましたが、
UP校の合格者は昨年の十倍以上に増えました。
学校間や同じ学校でも学級間の格差は大きいですね。
教えるレベルに違いがあるのはもちろんですが、
やはり勉強する雰囲気が関係するのではないでしょうか?
だからお金やコネを使ってでも上のクラスへ入れたいですね。
本人の学力だけでなく、
親の情報力、人脈、交渉力、資力・・・と諸々から運まで含めて実力なのでしょう。
ボート君は、一組のトップに安心して受験勉強もされなかったのでしょう。
娘のクラスのトップだった2名は、学年が上がるに連れて成績が落ち始めましたが、
クラス全員が一緒に落ちているので気が付かないまま。
外部の塾へ通う児童が次々と追い越しているのですが、
受験勉強は学校の勉強と違いますから、
学校で自分のクラスだけ見ている限りは気が付かないですね。
お嬢さんの上位クラスへの変更はラッキーでした。
僕ちゃんからの説得で、お母さんは頑張られたのでしょう。
学校との交渉は中学入学でも有効だそうです。
中学の有力な先生がやられる塾へいくつか通っておいて、
先生とのコミュニケーションを十分取っておくと良いですね。
うちは妻がLINEやフェイスブックでやりとりしてますし、
時には家へ来られたり、お喋りに行ったりです。
困った時に相談に乗ってもらえると助かるでしょう。
子供達が多くのチャンスに恵まれると良いですね。

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