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休耕田が増えると・・

2019年07月19日 21時24分33秒 | タイでの生活
私が暮らすイサーン(タイ東北部)の主要な産業は農業だが、一部を除いて作物の価格は低迷しており、農作業をした日当分利益が残れば良い方くらいが現実。実際に農作業をしている人を見ても、田植えと言えば都市部で働く子供に金を送らせ、稲刈りも同様に送金を元手に行われる。一種のマネーロンダリングとブログへ書かれた方が居られたが、正にそうだろう。

我が家でも農家のおばちゃんを雇って仕事をしてもらうが、炎天下の作業は大嫌いだし、立ち仕事や歩くのも苦手らしい。農業なんてやりたくもないが、学校も行ってないし、拘束されたままの仕事に耐えられないしで、仕方なしにやっているのではないかと思われる。最低賃金が倍増した以降は、物価の上昇で農業だけでは食べて行けないからか、集落の若い人の大部分が都市部へ働きに出ており、田植えの人夫が集まらないので、多くは籾の直播きへ切り替えてしまい、集落から田植えの景色が消えた。田を借りて小作をしたい人も激減し、小作料無しも珍しくなくなったが、それでも作り手がなく休耕田もチラホラとある。

以前「幸せな二人を見て、揉める二人。」や「【悲惨な現実】姪の結婚資金が貯まらない理由【絶望】」と記事にした姪夫婦だが、義実家は例年自己所有の田20ライ(1400平米×20=2万8千平米)しか米を作らないのに、息子夫婦がバンコクから帰ったからとトメが小作料無料の田を借り足して、60ライ(1400平米×60=8万4千平米)の作付け宣言。田植えが近付くとウトは足の怪我で働けなくなり、夫は突然プーケットへ店舗工事に出稼ぎ、高校生の義弟は学校だし・・・で、60ライの田植えに残ったのはトメと姪のみw。

そして姪は実家へ逃亡w。一家が離散するくらいに農作業が嫌いなのかも?

同様に我が家の隣の田も、一昨年から耕作放棄。隣の爺さんから声を掛けられて、妻と従業員で米を作る話も出ていたが、繁盛期を過ぎて我が家の農場がガラガラなのに、隣で米を作るのかと尋ねると・・・現実に引き戻されたらしいw。

隣は今年も工作放棄決定となったが、数日前から朝9時頃になると賑やかになる。



最初は小さめの鶴かと思ったが、どうやらコウノトリ?30羽くらいの群れで餌を食べに来る。
コウノトリなら、日本の野生個体群は絶滅し、今は海外から導入してようやく数百羽。世界でも数千羽の貴重な鳥であり、越冬地はベトナムの北くらいらしく、ウドンでも有り得うるかも知れないが、夏の今は繁殖期で満州周辺の筈。
そんな馬鹿なと更に調べると、南アジア(インド、スリランカ)からベトナムにかけて分布するシロスキハシコウコウノトリ目コウノトリ科、学名: Anastomus oscitans)らしい。日本にも生息しているコウノトリと比べると、嘴の上下に隙間があいて太く見える。シロスキハシコウとは、(体が)シロ(く)スキ(間があいた口)ハシ(の)コウ(ノトリ)という意味だろう。餌は、主にタニシやドブガイなどの貝類だそうで、稲作農家は稲を食べるタニシの害に困っているので歓迎する筈だ。南アジアに生息するコウノトリ科の種の内で最も生息数が多く、タイではパトムタ二付近に多いそうだ。

我が家の寝室の十数メートル先で野鳥が観察できるのは大歓迎!鳥の群れが飛来すると家族で集まって観察している。

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