外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2019年チュニジア・トルコ・イタリア旅行記(16)~イスタンブール3日目前半・サウジ総領事館編~

2020-06-10 09:28:37 | トルコ

 

 

イスタンブール3日目、どこに行こうか少し考えた結果、サウジ総領事館を訪ねてみることにした。閉鎖されているから外から眺めるだけだが。

 

 

9時頃に起きて、まず屋上テラスで朝食。我ながら早起きだ。

 

 

ブルーモスクを眺めながらいただくトルコ式の優雅な朝食。片付け魔の若者と戦いつつゆっくり楽しむ。

 

 

食休みしてから11時頃に出かけようとしたら、ホテルの玄関で話しかけられた。

 

 

この方に。

 

 

近所のノラちゃんらしい。お腹は減っていないようなので、撫でるだけ。特に嬉しくなさそうだったが。

 

 

近くのホテルの入り口には野良犬がいた。

 

 

いったん捕獲してワクチンなどを施して耳にチップを付けてからリリースされているので、でかいけど安心。

 

 

スルタナメット広場に出る。

 

 

すずめさんたちもいる。やっぱり色が薄い気がする。

 

 

ここからトラムとメトロなどを乗り継いで、「4. Levent(ドルドゥンジュ・レヴェント)」駅に向かう。さほど遠くないが、2回乗り換えないといけない。

 

 

新市街のカバタシュ・タクシム間は地下を走るケーブルカーに乗る。

 

 

タクシムでメトロに乗り換え。

 

 

トラムやメトロの駅で見かける飲料水の自販機。小さいペットボトル入りで16円強、店で買うより安い。

 

 

メトロの車両。このイェニカプ・ハジュオスマン線(M2)は比較的新しく、乗るのは初めてだった。

 

 

4.Leventに着いたら、地図を眺めつつサウジ総領事館を探す。地図が読めない極端な方向音痴の私だが、サウジの緑の旗が遠くから見えたので探しやすかった。

 

 

この地域には外国大使館・領事館が集まっていて、私に中では高級住宅街というイメージだった。行ってみたら、実際にハイソ(今はセレブって言うんですかね)な雰囲気の家族連れを見かけたが、猫とスーパーも多かった。

 

 

レヴェント猫たち

 

 

 

パーティーにお出かけですか?(レレレのレ)なご家族。

 

 

少し迷ったが、無事にサウジ総領事館に着いた。

 

 

周辺が「POLIS」と書かれた柵でがっちり閉鎖され、近づけない状態だった。辺りには誰もいない。

 

 

イスタンブールのサウジ総領事館と言えば、2018年の10月初めにサウジ人ジャーナリストのジャマール・カショギ氏が殺害された場所である。日本のニュースでも一時期ずっと取り上げられていたので、皆さんご存知だと思うが、もうあんまり記憶にないという方は、下のリンクを参考にして下さいな。

 

サウジ記者殺害、皇太子関与で「信頼できる証拠」 国連報告者

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46318290Z10C19A6FF2000/

 

 

ちなみに、彼の最後の言葉は「息ができない」だったと言われている。(参考)今世界中で話題になっているアメリカで白人警官に殺された黒人のジョージ・フロイドさんの事件を知った時、「『息ができない』と言いながら殺された人の話、聞いたことあるな。誰だっけ・・・」と気になったのだが、よく考えてみるとカショギさんだった。事件の性質は全く異なるわけだが。

 

フロイドさんを死に至らしめた警官は裁判にかけられるが、カショギさんの場合は、殺害を指示した人物が裁かれることは決してないだろう。無念な事である。無念と言えば、2016年1月にエジプトで治安当局に拘束されて拷問死したと見られているイタリア人学生ジュリオ・レジェーニさんもそうだ。(参考)そういう事件って、後を絶たないな・・・

 

そういうわけで、今回はカショギさんのお墓参りの代わりにサウジ総領事館にやって来たのだ。遺体が発見されずじまいで、お墓がないのでね。

 

花を持ってくるのを忘れたので、キャットフードを少々お供えする。

 

 

カショギ氏が生前インタビューを受けている最中に猫に膝に乗られた時の写真

 

 

ついでに、猫を抱くジュリオ・レジェーニさんの写真

 

 

 

総領事館の周りを柵に沿って歩いてみた。

 

 

反対側に回ってみても、やはり柵だらけ。

 

 

写真を撮っていたら、領事館の勝手口らしきところで立ち話をしていた男性2人がこちらに気が付き、「写真はダメだ!」と叫んだので、カメラをカバンに収めて向かいにあったスーパー「ミグロス」に入る。追いかけてはこなかった。

 

 

なんだか不思議な気分だった。ここから新しい事件が始まり、自分がそこに重要人物として登場する気がした。謎めいた東洋の女性として。あるいは、自分の人生の転換点がそこにあるような気がした。カショギ氏の事件は、私の人生に意外に深く関わっているような気がしたのだ。まあ気のせいか。

 

 

スーパーを出て周辺を少し歩き、商店などで道を尋ねつつサウジ領事公邸に向かった。テレビで見た通り、総領事館からは目と鼻の先だった。

 

 

サウジの国旗が目印

 

 

綺麗な建物だが、この敷地内でカショギさんの遺体が焼かれたとか、溶かされたとか言われている。真相は不明。

 

 

すぐ近くにアラブ首長国連邦(UAE)の総領事館もあった。UAEはトルコ(とカタール)の天敵である。

 

 

UAEの皇太子は、サウジ皇太子の相談相手だと言われており、カショギさんの殺害にも深く関与していたと思われる。証拠はないが、そうとしか思えない。

 

 

左がサウジ皇太子、右がUAE皇太子

 

 

 

用事が終わったので、またメトロに乗ってタクシムに戻ることにした。

 

 

途中で見かけた眠り猫さん。少しだけ日が当たっていた。

 

 

(続く)

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2 コメント

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グローバル化とネコ (Zhen)
2020-06-11 21:27:30
Michiさん

前にも書きましたけど、どこの国も野良猫ちゃんは、良い意味で代わり映えしない、つまりグローバル化が進んでいるってことでしょうか?ネコの世界では、人種差別ならぬ猫種差別なんてないんでしょうね。人間より、よほど民度が高いってことかな。

カシギョさんの暗殺の指示者にしろ、アメリカのフロイドさんを殺害した警官にしろ、どんな環境で育ち、どんな経験をすると、そういうことをする人間に成っちゃうんだろうかって、凶悪犯罪のたびに考えてしまいますね。そこまで掘り下げないと、また同じ犯罪が繰り返されるかと思います。

次号を楽しみにしています。

Zhen





Zhenさんへ (michi)
2020-06-12 17:19:39
猫はどこでもかわいいです~~

確かに、飼い猫は品種改良などのせいで色々ありますが、野良猫は世界中どこへ行ってもあまり変わり映えはしないかも。存在自体が完成品なので。うふふ~

人種差別的な殺害は、法的な措置・啓蒙活動等である程度は防げそうですが、カショギさんの方は中東諸国の独裁体制を倒さないと今後も繰り返されそう。外国で起こった殺人だから世界的な話題になってけど、国内での殺人はあまりニュースになりませんしね・・・人間の心の闇の部分、果てしなく広そうです。

もうちょっと生産性を上げて、更新頻度を上げたいですが・・・がんばります~いつもありがとうございます。

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