memories on the sea 海の記録

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旧敵国のベトナムと米国が防衛提携を強化

2012-06-19 00:00:38 | 海事
かつての敵国のベトナムと米国の国防の長が月曜日ハノイで面会南シナ海の緊張の高まりに対し関係強化を図ることとなった(6月5日Chosunilbo)

ハノイの熱い午前の陽射しのなか、かつては敵同士であった両国の国防の長が戦争の記念品の交換を行った。交戦で死んだベトナム兵士の日記とベトナムに従軍した米国士官の手紙である。米国防長官のLeon Panettaがシンガポールでのシャングリラ防衛対話のあとにベトナム訪問を行ったことは象徴的なふるまいである。

Panetta長官の日曜日のベトナム訪問は両国の関係強化を強く印象付けた。戦争以降はじめて米国の当局者として最高位にある人物がベトナムの商港であるカムラン湾を訪問した。長官はUSNSの民間人乗り組みの海軍貨物艦で同港でメンテナンスを行っている船のRichard E. Byrdに面談。
「船がここカムラン湾にあることは事実だ。契約によってベトナムの友人たちにより修理作業が行われている。このことはここにたどり着くまでの驚異的な対応を思い起こさせる」とPanetta。この船は米国海軍の非戦闘艦艇の小規模の修理を行うことが合意されてから5隻目の船である。

今回の訪問を可能にすることにより、ベトナムは米国が南シナ海の海事に関する正当な利益について声明文で言及したと地区安全保障アナリストのCarl Thayer教授はいう。「中国は米国はアウトサイダーであり口をはさむべきでない。ベトナムにとっては米国との提携よりも中国とのバランスをとるべき、どうすることが最善か。米国に対しそちらの利益が安保の確保にあるならば、そう進めよう、我々は船舶修理の施設を提供する」と彼はいう。

Panetta長官のベトナム訪問は週末にあきらかに米国海軍が船舶の大半を2020年までに移動させ、アジア戦略に集中するという発表に続いてのものである。長官はこの動きは南シナ海においての中国の広大な領有主張に対する戦略というよりも地球規模での再度バランスをとる目的であると。Panetta長官はハノイでの記者会見で米国は太平洋諸国の一員と自らをとらえており、この地域における平和と繁栄の増強を希望すると発言した。(以下省略)

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