memories on the sea 海の記録

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何百万トンものプラスチックゴミが鯨やイルカの死の脅威に

2011-07-24 00:01:03 | 水産・海洋
世界の海に毎年投棄される何百万トンものプラスチックゴミによりクジラやイルカが死の脅威を与えられていると今週の国際捕鯨フォーラムの科学評価が報じている(7月11日MP)

過去20年間の文献調査でクジラ目のうち少なくとも80種類以上のクジラやイルカが海のゴミによって病気や死亡に至っているという。プラスチック袋や漁具などの絡み付きが海鳥、海カメ、小型のクジラ類の脅威となっていることが認められている。海棲の大型哺乳類にあってもこうしたゴミの摂取によって障害や死亡の原因になっていると専門家はいう。

2008年カルフォルニアの沿岸で2頭のマッコウクジラが座礁、それらからは一頭で205KGもの網や合成樹脂ゴミが内臓から発見された。15m長さの一頭は胃袋が破裂もう一頭は半飢餓状態であったが大きなプラスチックが詰まり食道を閉塞していた。
7頭のメスのクジラがアドリア海の南イタリーで2009年に座礁、半分消化したイカの嘴、釣り針、ロープ、プラスチック製品が見つかった。また2002年フランスのノルマンデイー海岸ではおよそ1トンにも及ぶプラスチックが胃の中から見つかり、その中には英国のスーパーマーケット2社の袋もあった。


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