memories on the sea 海の記録

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南極のメロの販売を停止  米国販売業者

2012-04-06 00:01:06 | 水産・海洋
米国の販売業者が絶滅の危機にある南極のメロtoothfishを取り扱わないことに決定したと発表した(3月28日MP)

環境科学と保護ニュースサイトのmongabayによれば Safeways, Wegmans、Harris Teeterの3社はロス海からのこの魚を扱わないことにしたという。この魚の分布は南極海とパタゴニア海である。南極海のメロThe Antarctic toothfishは不凍のグリコプロテインを生成することで知られており寒冷な海に生息している。

この大型の魚は水深2000mの深海で漁獲される。成長すると南極海で最大の魚となる。成魚は2m以上体重135KgにもなるものがNZの研究者によりロス海で漁獲されたことがある。ロス海は南極大陸のVictoria Land とMarie Byrd Landの間の深い湾でその初期の状態にあることから“世界で最後の海”とよばれ、漁業井あまり手を付けられていない。しかしながら過去15年以上にわたりNZの商業船が入域、成長の遅いこの魚が高価なChilean sea bassとして主に米国市場で販売されている。

保護グループはロス海の保護を求めグリーンピースなどが絶滅危惧種のメロを守る運動を販売業者に対して展開している。グリーンピースのKarli Thomasは「商業船によって脆弱なロス海のバランスが脅威にさらされている」という。2010年グリーンピースはAntarctic codをレッドリストに加えた。この水産物レッドリストは世界中のスーパーマーケットなどで売られている魚についてのものでその資源お持続性が危ぶまれるものについてのものである。

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