memories on the sea 海の記録

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外国漁船の便宜置籍を中止  シエラレオネ

2010-11-09 07:10:05 | 海事
自国海域及び世界の海での違法操業を撲滅するためシエラレオネ政府は外国漁船に対する便宜置籍の扱いを取りやめたと漁業大臣が発表した。(10月29日Planetark)

このような便宜置籍にかかわる法の実施は西アフリカ諸国の中でははじめてのことと当局が発表した。「こうした漁船がいったん海に出てしまえば我々としては手の打ちようが全くない」と漁業および海洋資源大臣のJoseph Koromaは記者発表で表明した。「もうたくさんだし、ここで後戻りをやめねばならない」

また同大臣は今回の措置は漁船に対してのみであり、一般商船が便宜置籍をおこなうことは依然可能であると発表。シエラレオネの壊滅的な内戦状況は8年前に収束した。現時点では40~50隻の外国所有の漁船がこの国のNew Orleans港に登録し緑、白、青の国旗を掲げている。
活動家によればこうした船は違法行為と身元抹消のために偽装を行っており、違法漁具の使用とともにシエラレオネの領海内の沿岸近くの地元漁民のための保護漁業海域での操業を行うという。さらにははるか遠くまで出かける船もあるという。

環境法務財団のDuncan Copelandによれば,昨年にはシエラレオネ船籍の漁船がクック諸島や太平洋にまで数千浬も出かけ違法操業で拘束されているという。「シエラレオネはこうした規制を初めて行った国だ」と Copelandはいう。海洋資源アセスメントグループによればIUU漁船によるシエラレオネの年間被害額は2900万ドルに及ぶという。
Koroma 氏によれば2005年から2009年までのあいだ漁船の船主が便宜置籍の権利獲得のために支払った金額は4.6万ドルでありシエラレオネのフリータウンの政府が受け取った金額は1万ドルにすぎないという。西アフリカは政府の能力に限りがあり、欧州という魚市場に近いことから密漁の天国とも呼ばれている。海洋資源アセスメント財団によれば東部中央大西洋では世界の密漁のおよそ4割が行われており、密漁による金額は5億ドルにも及ぶという。
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