領海内で漁獲される魚の半分が報告されていない NZ
当局はNZ水域での漁獲の半分以上が公式記録されていないということについて懐疑的であると、首相John Key が発言(5月16日NZHERALD)
野党は漁業保護のために緊急行動が必要とし、この調査結クオータ管理システムについての批判的検討が必要と。労働党はクオータ管理についての独立的な見直しが必要であるとし、緑の党は船上での政府の監視が必要という。
1950年から2010年の間の総漁獲高は3,810万トンと報告された漁獲高は1,400万トンに過ぎない。この食い違いの理由は商業的漁獲の報告がなされないこと、魚が小さすぎて売れなかったり金にならないために投棄されたり、あるいは漁師が漁獲枠を持っていない場合に起きるという。
オークランド大学ビジネススクールのNZアジア研究所の主導研究者のGlenn Simmonsは漁獲枠管理システムは,不注意や投棄による 要素が含まれるという。報告書は2013年のMPI調査を引用している。これによれば「大規模な完璧な魚が系統的に投棄され、そのような大量のものがネガテイブな影響をあたえている。それは簡単に、ニュージーランドの公共からの感情的な反発をかき立てることができる。また国際的漁獲枠からも同様である」と。
「このことは長年にわたり投棄が行われてきたことを我々も知っている。そのことについての戦いはわずかしかなく、説明することが困難かつ最高に不愉快である」この発見について聞かれた Mr Keyはこれまでの調査ではNiwaは投棄率を6%として計上していたという。 (中略)
調査の結果判明したことは:
• NZは1950年から201年の間の総漁獲は3,810万トンで国連FAOに報告した数値1,400万トンの2.7倍に相当する。
•クオータ管理システム(QMS)が1986年に導入されて以降は総漁獲高は控えめに推定してFAOへの報告の 2.1倍である。
• 無報告商業漁獲と投棄がこの不一致の大半の主因である。
• リクレーションや習慣的漁獲は510,000トンあるいは1.3%である。
• NZ漁船の漁獲の42.5%相当が報告されている。
•外国漁船漁獲の 42 %はおもにホキ、イカ、アジ、バラクーダ、南ブルーホワイテイングなどであるがその報告の多くは誤報告であったり、投棄される魚種である。