memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

欧州難民危機、知っておくべき4つのこと

2015-09-24 08:46:01 | 海事

深刻化する欧州難民問題のポイントを4つにまとめた (9月8日WSJ)

この数週間で欧州に流入する難民や移民の数が爆発的に増え、中東、アフリカから北欧、特にドイツを目指し数千人が殺到している。これほど大規模な民族の移動は第二次世界大戦以来だ。

戦争と貧困

 欧州への難民急増にはいくつか原因がある。シリアやエリトリアからの難民など戦争や圧政を逃れてきた人もいれば、サハラ以南のアフリカからの移民のように貧困や先行きの見えない経済状況からの脱却を求めて移住してくる人もいる。

難民急増

 リビアでの法や秩序の崩壊は、密航業者の仲介に道を開いた。これらの業者は難民を地中海経由でイタリアまで船で運ぶ。さらにシリアでの危機深刻化が、トルコからギリシャへの難民急増に拍車をかけた。国連高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年イタリアやギリシャへのボート難民は約36万5000人に達し、そのうち40%がシリア難民だった。

目指すはドイツ

 ほとんどの難民が北欧を目的地としているのは、経済的見通しが明るく、難民申請の受諾率が高く、手厚い保護が受けられるためだ。ドイツ単独で2015年に少なくとも80万人の難民申請を受理する見通し。

負担の分担

 欧州連合(EU)は約10万人の難民の受け入れを加盟各国に割り当てる新たな案を準備している。ただその案は、特に東欧の首脳らからは実行可能でないとしてすでに批判を浴びている。

 


エビ漁業の混獲が問題

2015-09-24 08:44:38 | 水産・海洋

アジアの冷水息のエビ漁業の混穫は大幅に減少している。しかしアジア水域におけるエビトロール全体では他の漁業に比較して混穫が多いことが新たに報じられた(9月4日SFS)

持続的漁業パートナーシップ (SFP) によれば、寒冷水域のエビ漁業では混穫率は一般に10%以下で年間の混穫料刃2,500トンを超えない。ところが温水域での混穫率は75%以上でその量は年間10万トンに達するとSFPはいう。

温暖水域エビ漁業の量の半分以上はその影響、管理、監視、コンプライアンスと取締りの面でリスクが高くデータの欠損があるとされている。「アジアの様々な種類のトロール漁業はこの混穫“に大きく関っていることから、特に温水域エビ漁業の与える影響についての調査が必要であるとSFPはいう。

アジアのエビ交易と混穫を明らかにするためSFPはアジア諸国の養殖および天然漁獲についての報告書を年末までに刊行する。「アジア地区は世界の養殖エビ生産の85%を占め、天然エビ漁獲の74%を占めている。よって我々はこの産業界が改善に向けて動き出すことを期待している」と報告の著者のNicole Portleyはいう。

一方SFPは温水および寒冷水系エビ漁業において改善が見られているものもあることをSFPは承知している。リスク評価ではそれが低いか中程度となっている。この中にはメキシコ湾、カルフォルニア湾、豪州北部、スリナムのトロール漁業が含まれている。また寒冷水にあってはカナダ大西洋岸、西グリーンランド、バレンツ海などがそうでオレゴンのピンクエビ漁業も含まれている。(以下省略)


30年前のグリーンピース船舶沈没について陳謝      元仏秘密諜報員

2015-09-24 08:44:10 | 海事

かつてのフランスのDGSE秘密諜報戦闘ダイバーであった男がグリーンピース(GP)船舶の Rainbow Warrior沈没に関ったこ秘密の作戦であったことをNZTVで明らかにし陳謝した。(9月7日Sputonik)

NZのオークランド港で2度の爆発があったのは1985年7月10日のこと。GPの船は核実験に抗議のためフランス領ポリネシアのムルロア環礁に向かう途中であった。フランス大統領ミッテランFrançois Mitterrandがいかなる方法を使ってもGP船舶を阻止するよう直接指示を出したことがその事件後のルモンド調べで明らかにされている。

極秘の作戦はDGSC秘密諜報員の戦闘ダイバーが計画し実行した。彼らは共産主義に洗脳フランスの国家治安を脅かそうとしているものであるとこの諜報チームのリーダーで1985年事件に関ったJean-Luc Kisteが日曜日の NZTV 番組で明らかにした。

Kisteはこのオークランドでの破壊活動の後は軍事活動を続けたが、その後の30年間良心の呵責を感じていた。彼はRainbow Warrior に乗船していたポルトガル人カメラマンFernando Pereiraの家族に謝るべきと思ったと。このカメラマンは無実で事件に巻き込まれたものと。(以下省略)