memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ニジマスのゲノムマッピング

2015-06-06 15:31:30 | 水産・海洋

科学者らがニジマスのゲンムマッピングに成功したことを発表した。このことは将来のよう養殖の大きな力となる(6月5日SFS)

この仕事はUSDA農業調査局とイリノイ大学、イスラエルのゲンムデータ会社NRGeneがおこなったもので Oncorhynchus mykiss (ニジマス)についてのものとNRGene社が声明文を出した。 「養殖は重大な岐路にある。天然魚の資源の減少があるなかで、産卵時の健康性、豊富なたんぱく質、漁自由だいない病期への耐性など遺伝子的多様性が求められる」とNRGene のCEOであるGil Ronenはいう。「マッピングは完全な信頼のできるゲノムの参考として効率的な産卵に向かうための重要なステップである、そうした中でニジマスのゲノムマッピングは養殖業にとって重要種であることからマッピングが行われた」と。

このあたらしいゲノムはマスの産卵の参考として、養殖業者の長年に及ぶ努力を軽減する可能性がある。(中略)その他のマスに関連するニュースとして、 ミクロビオームについての発表が韓国済州島の世界養殖会議2015で発表された。


Russian Aquacultureは損失が拡大

2015-06-06 00:10:38 | 水産・海洋

Russian Aquaculture社ロシアの養殖で最大規模の養殖部門および鮮令・冷凍魚や水産物を扱う会社が今年の第一4半期で2.85億ルーブルの損失を計上(、5月20日TFSND)

これは前年同期に比べ6700万ルーブルの増加であった。同社によればこれは養殖開発部門の価格の上昇と金利の増大によるものであるという。Russian Aquaculture は魚の評価減によるものが3.07億ルー部rであるという。またこの期間の売り上げは35.5億ルーブルで前年同期は44.7億ルーブルであったという。

しかしながら同社は養殖部門は売り上げ数量ともに期待通りの数値であったという。流通部門にあっては、売り上げの減少にもかかわらず、操業収益の改善に努めているという。


寿司はいつまでも持続できるのか

2015-06-06 00:10:00 | 

多くの魚資源が減少するなかで、”スシノミクス”の倫理が深刻に疑わしい(5月17日theguardian)

1万トンの刺身が欧州では毎年消費されている。ことのほか、高級消費者らとエコキャンペーンの人々はクロマグロを象徴として取り上げる。天然物愛好者らはこの温血魚で大洋を回遊する魚を尊ぶ。そのことは皿の上にも現れる。2013年には東京でクロマグロは一尾100万ポンドにもなった。

それはいつも需要があるのではない。ニューファウンドランドのクロマグロはかつてはネコの餌であった。しかし今やマグロは寿司食の世界的な火付け役となっている。酷使自然保護連盟IUCNは過去20年間で太平洋クロマグロは過去20年間でT19~33%減少したと推定している。主に寿司や刺身の需要をまかなうためであった。

日本は世界のクロマグロの80%を食べている。しかし1万トンのマグロ類が毎年欧州で食べられている。その主な種類はカツオ、キハダ、バチ、ビンチョウなどとクロマグロである。「マグロ資源は深刻なまでに枯渇している、あまりに少ない魚をあまりに多くの漁船が追いかけているし、違法操業も行われている」とPEW環境グループはいう。dehaButそれを食べ続けることはOKなのか? グリーンピースのレッドリストを含め自らリストを手にすることで守れるか。一部の先駆的なビジネスはそのトレーサビリテイについての情報提供を始めた。それは英国初の回転寿司レストランMoshi Moshiでpisces-rfr.orgで責任のある魚レストランガイドを発行している。

開発途上国は世界の魚類輸出の50%を占めている。高価な魚は輸出され、価値の少ない魚を輸入する。これは常識的な金とたんぱく質としてのの流れである(このことによる外貨交換は250億ドルにのぼる)残念なことに世界魚センターWorldFish Center の調査によれば魚輸出の収入はエリートが手にし高額商品(例えば輸入寿司)にまわり、貧しい国ではたんぱく質不足が起きている。

寿司の高額消費者らやエコキャンペーン者らは養殖魚を好まない。味が落ちるし天然の幼魚を減少させるという。しかし近畿大学の研究者らは–いまやクロマグロを幼生から作り出すことが出来るという。 彼らはかつては無かったことだと主張する。しかしながら我々の殆どが養殖した魚を食べている。サケの場合天然物は10%にしか過ぎない。

囲いの中のマグロは我々が持続性を考えているものとは異なる。しかし、世界規模での食を考えた場合、それこそが我々が魚を食べる方法であろう。生簀の中に壮大な頂点の種を育てることは倫理的疑問がある。マグロは時速80kmで泳ぎ、生簀の中のマグロの半数は衝突死する。しかしスシノミクスは倫理を無視し続けるであろう。