memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

かろうじて浮いている:  カンボジャにいるベトナム漁民 (1)

2014-04-27 00:03:34 | 亜細亜海道
ベトナム人がトンレサップ湖のボートの上で洗濯をしている。1500人以上のベトナム人が身分証明や安定収入無しにこの湖で暮らしている(4月15日TNN)

3月末トンレサップ湖は干上がった。そこに残っている水は濁っている。そこを観光客を乗せたボートが通航し、ゴミや湖底に溜まったヘドロの悪臭を発散させる。9歳から12歳くらいの10人以上の子どもたちはボロの衣類を着て黒い肌を露出している。しかし岸辺でカニや巻貝を見つけるために彼等はそうしたことを気にはしていない。
「水があまりにも汚れている、漁獲も少なくなってきた」とそのうちの一人が新聞記者に語った。 「順調な日には1キロ以上の獲物があった。それを売れば2,000リエル(0.5ドル)になり両親が米を買うときの助けになる」とかれは2時間の漁のあとそう話した。

この子達は1000人以上のベトナム人漁業移民の子どもであるが、彼等はボートに住み、湖の水を利用し、ゴミもその水に棄てている。彼等は子供たちを学校にやるための書類や金を持ってはいない。カンボジャ人のツアーガイドDinhは湖で働いている。海外の越南人(越僑Viet kieu)は一般に金持ちとされる、然しこの湖上の集落は違う。彼等は極貧の越僑Viet kieuなのだ。

彼らの生活は観光による湖の汚染と地元政府の漁業禁止令で厳しくなっている。東南アジア最大の淡水の湖はモンスーン時期には16,000平方キロであり世界生物保護区に1997年指定された。38歳の父親Long, Sangは毎日何十kmもボートを漕いで網を打つ場所を探す。彼の指はいつも水に漬かることから潰瘍が出来ている。これは生活のためだしこれで死ぬことはないという。 「正直いって自分らは病気は怖くはない。自分自身を養うためだけではない」 「すでに魚もエビも減った。そこに今度は漁業禁止だ。自分は隠れて漁をせざるを得ない」 Long はもし彼が密漁で逮捕されても、彼の持ち物を全て売り払っても罰金を払うことは出来ないと記者に語った。彼の最大の資産は彼のボートであり、それをかれは家と呼んでいる。一方別の家族らは水が荒れれば水浸しになる筏しか持っていない。彼の仲間の40歳に近い男は罰金が払えずに何度も収監されたという。

魚泥棒を逮捕     米国

2014-04-27 00:03:03 | 海事
魚類野生生物局管理員は日曜日サンタバーバラ郡の男2人を逮捕、故意にほかの人の魚を盗みハリウッドの魚市場で売りさばいたというもの(4月15日calcoatnews)

漁師のライセンスをもつSanta YnezのJohn Wilson, 53歳と, Buellton のKai Griffin, 23歳は職業漁師の網から活きたカニをはずしたり他の生き物をサンタバーバラ港の岸壁の市場から鯉に盗んだという。この二人は盗品をハリウッドの農民市場で売りさばいた。2ヶ月間の捜索で係官らはサンタバーバラ港の保管場所から活きたカニを盗んだりそれを販売したことを確認した。Wilson と Griffiはウニやケレット・ツブガイ Kellet’s whelks (漁期ではないが), 活きたカニやイワガニを違法に水揚げしていた。係官らは彼らを陰謀と盗みの重罪としてサンタバーバラ郡刑務所に送った。

ウクライナの艦艇を返還する作業を開始   ロシア

2014-04-27 00:02:28 | 海事
SEVASTOPOL発:ロシアはクリミアにあるウクライナ艦艇をウクライナに返還する作業を開始したと黒海艦隊司令部情報筋がNOVOSTIに金曜日語った(4月11日NOVOSTI)

「2隻の黒海艦隊タグボートがセバストポールのKarantinnaya湾からミサイル艦を曳航したとウクライナのミサイル艦Prilukiについて語った。Prilukiはセバストポール港を離れたあと、ロシア側の航洋タグで中立水域まで曳航され、ウクライナ側の代表に引き渡される。

先週、キエフの臨時政府の第一副首相Vitaly Yaremaはクリミアからの部隊と装備の完全な撤退には特別な時限を設けないと語っている。「自分としては確実なことは言えない。それは様々な要素、そのペースや輸送の可能性、鉄道の状況などにより変わる。然し今のところそのプロセスを阻害するものは何もない」と語った。

また
ロシア当局者らはもしキエフのウクライナ政府が輸送手段を提供するならいつでもウクライナの武器を返還するという。「ロシア国防大臣はこの作業を6月までに完了する容易がある」と ロシアとウクライナの武器引渡しは陸上部隊とその装備についてが中心である。依然70隻以上の軍艦とその他の作業艦艇がクリミア半島水域にあるが、この変化についての時間的計画は決まっていない。

クリミア共和国は3月16日住民投票を行い、その自治を決定した。この住民投票の結果は投票者の97%までがロシア連邦との統合に賛成した。83%という圧倒的な投票表率であった。
ロシアの大統領Vladimir Putinはクリミア共和国を自治工としロシア連邦に加わる連邦法の批准を3月21日に行った。西川があまねく非難しているもののロシアはこの住民投票を歓迎、完全に合法的な国際法にのっとって宣言した。