memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

儲かるシラスウナギ漁に規制が    米国メイン州

2013-12-29 00:02:20 | 水産・海洋
州当局が資源減少により漁獲を抑える必要があると発表、然しこれにより漁業者の生活が影響を受けることになる(12月13日AP/KJONELINE)

メイン州海洋資源局はもうかるシラスウナギ漁獲を削減する方向で動いている。この漁業を40%削減しようという案が決まる前にもう一回公聴会が開かれる予定。

この産業に関る当局は今週オーガスタで開催された州管理者による公聴会ではこれまでの漁獲を基準に枠を設定することを支持していた。次の公聴会は1月2日に開催される。漁業者らは漁獲が削減されれば不満を募らせることになるが、漁期が始まるのは3月である。「我々は誤った科学によって道案内されているようなものだ。この種についてのデータは乏しい。学者らは慎重を期しすぎていてむしろ誤っている。学者らは毎週報酬を得られるが、我々が稼げるのは漁獲して始めてである」とメイン州シラスウナギ協会の専務理事のJeffrey Pierceはいう。シラスウナギはウナギの稚魚として知られ、価格がポンドあたり2000ドルに達したことで取りざたされるようになった。最近ではそれ以上の値もつくようになった。この稚魚はメイン州で漁獲されアジアに輸出される。(中略)

メイン州には現在では705人のシラスウナギ漁獲ライセンスの保有者がいる。この中には250人の部族ライセンスがあり、さらにそのうちの200件はPassamaquoddy 族に与えられたものだとNichol氏はいう。この業業は何円も前から行われて来たが、価格が上昇したことでゴールドラッシュのイメージとなっている。昨年のシラスウナギの金額は3870万ドルであった。これがメイン州水産業をおしあげた。シラスウナギはロブスターに次ぐ位置にある。


致命的なベーリング海操業に安全な漁船を   米国

2013-12-29 00:01:42 | 我愛船艇
コンピュータ設計による190フィート長さのデザインをBlue North Fisheries社が発表した。(12月12日AFP)

この設計では作業にあたる乗組員を暴露甲板ではなく遮蔽された位置に入れることで安全を図ったもの。延縄による魚はボートの船底中央部に空けた開口から漁獲される。ベーリング海の操業は作業者にとって致命的である。乗組員は不規則な波浪や極寒の風にさらされ、船のピッチング、ヨーイング、ローリングなどにより機器類にたたきつけられることもある。危険がいつも付きまとい まさに致命的な漁獲である。

これまでにも乗組員の安全のために様々な試みが行われている。氷海に落水したときのサバイバルスーツなどが対策であった。最新の解決策の提案としてシアトルの北部で建造される船は船価3500万ドル、長さ90フィート(およそ57m)で乗組員らは危険なかぜや波の中であっても乗組員が遮蔽された区画で作業でき安全が保たれる。

連邦政府統計によれば2012年には32人が作業中に死亡、この数値はその前年の42件よりは減少した。とはいえこの作業は国内の致命的な仕事の中で上位を占め2012年データでは10万人中117人が死亡している。これは建設業の17人に比べはるかに高い。(以下省略)

ニシン漁は悪天候で、サイズも小さい  アイスランド

2013-12-29 00:01:10 | 水産・海洋
ニシンの生産が長い休止のあとHB Grandi社の Vopnafjördurプラントで再開された。しかし漁船からの報告では魚のサイズは昨年よりも小さいという(12月11日FUD)

漁船 Lundey NSが日曜日ニシン700トンを積んで入港、また Ingunn AK も同じ日の午後およそ900トンを積んで帰港した。Breidafjördur漁場ではこの2週間ニシンが見られず、船団は過去2日間好調であったBreidamerkur漁場に向かった。
スキッパーの Arnthór Hjörleifssonは当面Breidafjördurを狙っているという。「とんでもない荒天の後、天候が回復してからはニシンがみあたらない」という。
「荒天の際には我々はGrundarfjördurに避港またAkranes に数日滞在したのち東海岸に回ることを決めた。Breidamerkurでの操業は魚が分散し、魚探にも強い反応が見られないため容易ではない。魚は小型で平均体重270グラム程度と思う」とArnthór Hjörleifsson。(以下省略)