memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁獲圧力により減少した:ウナギは懸念の焦点だ   米国 (2)

2013-12-20 00:01:24 | 水産・海洋
漁獲圧力により減少した:ウナギは懸念の焦点だ   米国 (2)

然し海外のバイヤーの成鰻に対する買い付け価格は下落しているとTrossbach はいう。メイン州のシラスウナギの価格は急騰しているにもかかわらず。シラスウナギは安価に輸出でき,その先で養殖される。だから大型の成魚の需要が減退するのだという。「それによって我々は廃業を余儀なくされる」と彼は言う。

米国のウナギの実態について知る専門家は少ない、然し彼らはウナギの数が減少していること、歴史的に最低水準にあると信じている。この減少に理由は様々な理由によるものという。それには乱獲、河川のダムの設置、気候変動、海洋環境変化などがある。米国およびその他の場所で過去にはウナギは一般的であったが、米国の食卓からはウナギは大幅に消滅している。欧州、アジアなどではウナギは美味とされシチュー、揚げ物、焼き物、燻製、そしてジェリーなどの形でも人気を保っている。Trossbachが獲ったウナギの多くはカニ漁師やストライプバスの釣り人の餌として売られる。彼のウナギ漁獲の4割が食用として海外に輸出される。

彼はメリーランド州では珍しい会社である。多くの漁師はカニ漁がないときにウナギを獲る。しかし St Mary’s郡で彼は唯一のフルタイムのウナギ専門漁師である。彼はウナギを追って春には湾内で漁をはじめ、夏場はBaltimoreで800個の篭を仕掛け秋に水温が下がると南へと戻る。彼は感謝祭の時期まで漁を続ける。彼は一年中このぬるぬるした生き物を追いかけるがいまだウナギは神秘な魚だという。「やつらは間違いなく代わった生き物だ」と彼は言う。

ウナギは他の魚とは違う生物とは違う、その見かけ以上に。ストライプバスなどとは違って、たとえば、大西洋沿岸を何年も動き回り、そして淡水で産卵するために湾内に入ってくる。ウナギはその一生のほとんどを淡水ですごし西インド諸島のサルガッソ海に下る。彼らの子孫は数ヵ月後に海流に乗って沿岸にやってくる、そこで彼らは成長し姿をシラスから、暗色の稚魚となり黄色いウナギに成長する。

彼らはチェサピーク湾と内陸のダムにせき止められなければ淡水域に広く分布し昆虫や虫、小さな貝類や魚をえさとする。彼らはもう一度”銀色”ウナギに変化するまでの間停滞し、ふたたびサルガッソ海に戻りそこで死んでゆく。大型の黄色いウナギは500gで2.5-3.0ドルとTrossbachはいう。しかしシラスウナギは500gで2,000ドルになる。シラスウナギはとても小さいのでポンドあたり2,000尾くらいになる。メイン州は昨年これを9,000kg捕獲している。(以下省略)


クジラ10頭が死亡、ほかに数十が座礁    フロリダ

2013-12-20 00:00:43 | 水産・海洋
「我々は低い数値を期待したい」残る41頭の座礁したクジラは救えるのではないか、とNOAAの海洋哺乳類研究者のBlair Maseはいう(12月4日CNN)

死んだクジラは10頭に増加、野生動物担当係官が”良くない状態”であったのを確認したあと安楽死した」とMaseはいう。係官らクジラがどのくらいの時間座礁していたのかは不明という。漁民が発見、そのうちのいくつかはすでに浜辺に上がっていたという。これは火曜日夜のことでEvergladesの沖からボートでしかたどり着けない場所であると公園の報道担当のLinda Friarはいう。 当日の早朝にはクジラの群れを脱出させようと試みたが失敗したという。クジラ救助に当たった人たちは5隻のボートでクジラと浜辺に間に一種の封鎖を設け、クジラが浜にのし上がることを阻止すると同時にメキシコ湾に向けて泳ぐように仕向ける努力をしたとFraiarはいう。野生生物局係官らはこのゴンドウクジラは深い場所から数日をかけておよそ20海里移動h下。このクジラは浅い場所で集うがそこで発見されたものという。 この海域は砂州と砂の干潟に囲まれている。
「非常に難しい状況にある」のはその場所と地理的条件のためとMaseはいう。しかし満ち潮の際にクジラが脱出できるわずかな可能性はあるとMaseはいう。(以下省略)