memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

カメノテを採取する      スペイン(2)

2013-12-18 00:01:11 | 水産・海洋
まずひとつは、数キロの価値あるカメノテを採取したものはこれをレストランに売るかあるいはスペインの別の地方に持ち出す。また別のHeladio Davilaの場合は、この2年間失業状態で、カメノテを採取し娘とともに食料としているという。Mr Davilaによれば今や多くの人々がカメノテを違法に採取しているという。 「ここでは稼ぐ道が無いだから食べてゆけない」と彼はいい「ここには工場は無く夏場の観光時期の2ヶ月間の仕事しかない」と。

午前10時Bayonaの近くで燃えるような取引を目撃した。およそ50人のカメノテ採取者らがウエットスーツを着て顔を突き合わせて叫んでいる。酒場での乱闘を思わせるような状況、二人の男がけりをつけようとしていた。然し彼らは密漁者を取り締まる資格は無く、いずれもが同じ立場で、合法的な者たちであった。彼らは票決で決めることとし、痩せたほうのpercebeiros(カメノコ採取者)は今日採取を行うこととした。別のグループは今週末に採取をずらすとしたがこれは海が荒れているからであった。ここで緊張といくつかの反論の声が出た。これは我々がここに到着する数日前にガルシアの一部地区では採取日の削減がひと月あたり15日から8日に削減されたからである。

「我々はカメノテで生きている」とSusana Gonzalez Alvarezはいう。カメノテの採取日が削減されたのは許可の無い人々による乱獲が原因で資源が減ったという。「海に出られるにっスが減り、収穫が少なくなり、収入も減った」と彼女は言う。Ms Gonzalezは彼女の家系代々の女の仕事として採取を続けている。おばあさんも母も採取をしていたという。彼女は岩場で3姉妹のEladia, Isabel とBelenで採取を続けている

波が引くと、彼女らは直ちに岩場にとりつきカメノテを竿で採取する。ときには彼女らは波から逃げなければならない。岩場には大西洋の海流による波が渦巻いている。「この仕事は危険がつきもの、誰もが腕や脚を骨折する。また海に落ちることもある」Isabelがいう。然し経験の無い違法採取者たちは引きとめられず、サイズの規制も無視する。このぬるぬるしたものの高値に人々は抗しがたい。.

写真:女たちは家族の伝統を続ける


イスラエルの海上封鎖に海上で抗議    ガザ

2013-12-18 00:00:37 | 海事
GAZA発:数百人のパレスチナ人の若い活動家らがガザの海岸から月曜日出港したこれは漁業に対するイスラエルの海上封鎖に抗議したものである(12月2日REUTERS)

パレスチナ漁民は 海岸から6海里以内に押し込められたイスラエルによる海上封鎖で、ガザの需要に応えることができないという。イスラエルは2010年イスラエルのコマンドがガザに到達しようとした活動家の船団を2010年い急襲して意向封鎖を緩和していた。この襲撃により9人のトルコ人が死亡、国際的な騒ぎを引き起こした。然しパレスチナ人らはこのジェスチャーだけでは不十分という。

月曜日ガザのインテイファーダ同盟グループは200人の若者が乗った漁船団が漁業規制域を目指した。同機関によると多くのボートが6海里を超えたという。「我々は漁業者との連帯のメッセージを送るとともに、世界中に対してガザ封鎖の停止のための行動が必要であることを呼びかけた」とグループの報道担当のShorouq Mahmoudはいう。

イスラエルの軍部報道官の女性は漁業規制域を突破した船は無かったという。イスラエル軍は海上封鎖を破ろうとしたボートに対しては常に発砲する。イスラエルは2007年ハマスがガザの実権を握って以降封鎖を強化している。


Google Earthで漁獲を解析    ブリテッシュコロンビア大學

2013-12-18 00:00:08 | 水産・海洋

ペルシャ湾内に設置された大型の魚簗により、公式報告の6倍以上の漁獲がなされている、とコロンビア大学UBCの研究者らが宇宙からの始めての漁獲解析を行った。(11月26日REDOEBIT)

グーグルアースの衛星画像を利用して、UBCの研究者らは2005年にはペルシャ湾沿岸には1900簗、これにより毎年31,000トンの漁獲がされていると推計した。この地区の6カ国による国連のFAOへの報告は5,260トンである。この研究結果は本日ICES Journal of Marine Scienceで発表される。

魚の簗は半永久的なものであり様々な海産魚を漁獲するのに利点がある。簗は東南アジア、アフリカ、北米の一部でも広く利用され、ときに長さ100m以上のものもある。「この古代の漁法は数千年前まで遡る」とUBC漁業センター”我々の周りの海”プロジェクトの博士課程の学生であり、この報告の主著者であるDalal Al-Abdulrazzakはいう。「にもかかわらず、われわれはその海洋資源に与える影響をいまだ把握できていない」と。この研究では衛星画像といったリーモートセンシング手法の可能性を見出したもので漁獲統計と操業状態の検証を行う。