memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

日本に善意のお返し   フランス牡蠣養殖業者

2011-07-09 08:13:20 | 東北地震津浪災害 3.11
フランスのカキ養殖業者は過去40年間に2度、日本の東北の仲間によって救われた。3月11日の津浪被害の後、彼らは善意のお返しをすることを決めた(7月7日AFP)

日本の東北の津波被害ですべてを失った養殖業者支援の活動が今週始まった。7トン相当のカキ養殖資材、浮子、ロープ、作業着などが西フランスのharente-Maritime and Brittany から昨日成田空港に到着した。これら資材は三陸地区に陸送される。そこではカキ養殖業者らは世界的にも有名なカキ養殖業の再興のために復旧を急いでいる。「時間との戦いだ」と資材輸送を担当するSDV物流会社の役員Arnaud Rastoulはいう。Operation "France o-kaeshi" (フランスのおかえし作戦)は1970年と1990年の2度にわたり病気の蔓延で被害を受けたフランスの業者に日本の業者が種苗の提供を行っている。「日本ではもし贈り物を受けたら、何かお返しをするのが伝統だ」とマイクロファイナンス・グループのPlaNet Finance の代表でありこのプロジェクトのコーデイネーターRobert VerdierはAFPに語った。「だから今回は日本の仲間をフランスが支援する番だ」

「3月11日の津波で東北のカキ養殖業者は、カキの棚、ボート、家、資材などすべてを失った。すべてを再建しなければならない」フランスではこのプロジェクトはカキ養殖資材製造会社のSAS MulotのPatrice Mulotがけん引している。日本では三陸カキ会社のサイトウ・ヒロアキ氏が必要な品目の確認と資材の分配の役を担っている。最初の便はT被災した気仙沼と宮古に向けられ、第2便の3.6トンの資材は7月10日に到着予定とSDVはいう。「まだこれは始まったばかりで、産業の再興には数年かかるだろう」とVerdier 氏はいう。「三陸はカキの保護の場所だ」と彼はいう。

「80%の種カキは三陸によるもの。いったん病害が起こればこの地区が産業を救うことになる」とVerdier氏は言う。

カムチャツカの漁模様

2011-07-09 08:12:49 | 水産・海洋
カムチャツカの漁業会社は2011年漁期開始以来6500トンの大平洋サーモンを水揚げした(6月28日ロシア漁業者新聞)

カムチャッカの地方紙によれば現時点での中心漁場は Ust-Kamchatsky地区。ここでは漁期開始以来5100トンのサケを水揚げ、また300トンのキングサーモンを漁獲した。この結果は2009年に比べて1400トン多い。東海岸側では寒冷な気候により接岸が遅れているという報告がある。しかしながら半島への来遊は十分な規模になるとの予測であり、カラギンスキー地区の漁獲は10.8万トンと予測されている。