memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

転覆した艀からは硫酸が…

2011-01-21 13:11:24 | 海事
ドイツのSt. Goarshausenで転覆した大型の艀からは積み荷の硫酸がたぶん流出しているであろうと(1月15日Bloomberg)
僅かな量の硫酸がライン河に流出しているであろうとBingen運河海運局のMartin Mauermannが語った。現在のところ大量の流出は見られない。「しかし少量の流出があるであろうことを否定できない」と同氏は本日電話でのインタビューに答えた。「流れが速いためにその測定は困難である」と。

この艀は1月13日有名なコブレンツのローレライの岩から30㎞のところで転覆したもの。この艀は硫酸を積んでいたと世界最大の化学会社 BASF SEは語った。艀はLudwigshafenから同社のアントワープに向かっていたもの。当局は酸性度の基準となるPH値の低下を観測、このことは流出を示すものとMauermannは語った。

ノルウエーサーモンの市場が破たんする   ロシア輸入業者が警鐘

2011-01-21 00:00:04 | 
ロシア向けの急速に成長したノルウエーサーモンの混乱は価格の上昇を招く(12月29日)

過去数年間でロシアはフランスに次ぐノルウエーサーモンの輸入国となった。昨年と比べてみるとその輸入量は6.1万トンで倍増の結果となっている。しかしながらロシアの専門家はこうした高成長は極めて当たり前とみている。ノルウエーのサーモン生産者はその製品の価格を引き上げた、そしてこれが消費者の需要レベルにも反映した。
魚製品の最大の輸入業者であるDEFAのCEOのDenis Repin氏によればノルウエー産養殖サーモン市場は成長している。しかし市場への新しいセグメントの参入やロシア輸入業者が自ら損失を負っているという側面もみられる。「たとえば、AUCHANの営業ネットワークではサーモンの売り上げが20%減少した。現在の傾向は持続しているのでノルウエーサーモンのロシア市場への供給はたちまち破綻するであろう。自分としてはこの状況が6~8か月持続することはないとみている」とDmitry Repin氏はいう。

グループ会社RUSSIAN SEAのCEOのDmitry Dangauer氏は何が起こるにせよロシアへのノルウエーサーモンの供給はギャンブルだ「来週のサーモンのキロ当たり価格は7.5~7.7米ドルとなるだろうが馬鹿げたレベルだ」世界市場でのサーモン製品の需要の増大、それに加えて新年の休日があり、この時期はサーモンは値上がりする。「これをほかの魚で代替えすることは難しいし、消費者の設定は予測できる。仮に平均価格がこのレベルにとどまるなら、ロシアサーモン市場には負の栄起用を与える、とDmitry Dngauer氏。同氏は2011年初頭に価格が安定することを希望し、キロ当たり6米ドルが双方(ロシアとノルウエー)にとって最良だという。

いっぽう、ベラルーシに根拠を持つSANTA BRAEMARの購買責任者のVitaly Volchkovは彼らのパートナーはサーモンを買い続けるという。「市場は今年の価格レベルを受け入れたようだ。我々は依然注文の減少には遭遇していない。このところ市場のサーモンは非常に良い、これは伝統的な年末の需要による。