memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

大西洋深海アカガニ   MSCからお墨付き 

2009-09-27 00:06:53 | 
   
大西洋深海アカガニの漁業者はこのほど国際資源保護機構から維持可能資源であるとの認証を受けた。ロンドンの国際海洋管理協議会(MSC)では米国東岸の漁業体が初めて受けた認証であると。(AP通信) 

このカニ漁業はマサチューセッツ州ベッドフォード根拠の4隻の漁船によって行われ、漁場はノースカロライナからメイン州までの水深750メートルの海底に籠を入れて行う。昨年はこれら漁船が1362トンのアカガニを水揚げ、生鮮状態で米国のレストランに販売された。この漁業は資源維持が可能として、ブルーのエコラベルの貼り付けが協会によって許可され消費さに対してこの漁業が乱獲では無いことまた海洋を破壊することなく行われている事を証明している。メイン州のロブスター協会もこの認証獲得を求めている。

以上はAPの記事だが、その他のサイトからこのカニについての情報を拾ってみた・・・ある米国のブログによると・・・
このカニは周知のSNOW CRAB(ズワイガニ)に似ている。しかしこのカニはずんぐりと、そして、明るい赤みがかったオレンジ色の輝きが特徴。自分たちはこれをボイルして食べるが、ズワイガニよりもこちらを好むし、実にうまい。カラは柔らかくむきやすい、身をとるのにほとんど手間がかからない。見の方はズワイガニよりもデリケートな味で甘く芳醇な味、だという。
このカニは2000フィートほどの深海で獲れるが、底の水温は一定して華氏38度。平均体重はおよそ1kgだが、たまに5ポンドほどの物が揚がる。
漁業の歴史は: 地元の漁師はロブスター漁の混獲としてこのカニを見知ってはいたが、試しに食べてみると美味いことを発見。90年代になって漁業者は市場出しする事に決めこのカニを狙った。特別製のアコーデイオンのようなカニ籠を海底に這わせる。漁獲されたカニはレッド・ロブスターの消費者のいるカナダへ出荷される。漁業者によれば、市場は活カニを求めるが、このカニは水から揚がると寿命は短いという。食べたければ現地に行くほかはないが、ポンド当たり2~4ドルで販売されている。ズワイガニよりは安い。