memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

観光船が沈没、15名以上死亡    マケドニアの湖で

2009-09-06 10:59:21 | 海事
マケドニア南西部のOhrid湖で観光船が沈没した。このボートIlindenは岸からおよそ200米のところで僅か4分で沈没した。乗客およそ40名が救助された。(BBC5日)

隣国のブルガリア政府は亡くなった乗客の総てがブルガリア人であると発表。本船沈没の前に船体が“音を立ててひび割れた”と船長が語ったと、警察が発表。 また警察はこの事故を“とんでもない惨事”と表現。Ohrid湖はツーリスト・リゾートとして有名。当初の発表では定員過剰が原因で19人が死亡と伝えられた。本船の定員は45人のところ73人が乗船していたというのが初報。その後、同曜日遅くになってマケドニア当局は57人が乗船して15人が死亡したと発表。隣国のブルガリア政府情報では亡くなった人の中には子供一人が含まれると発表している。

「23歳の船長とその助手が事件についての尋問を受けている」とマケドニア警察のIvo KotevskiがAP通信に語った。「船が沈む前に、船尾に向かって音を立ててヒビが入った」と語ったという。

救助活動
船がふたつに割れて沈没したのは9月5日午前11時のこと。長さ30米の船に乗った人々はSt. Naum修道院に向かっているところだった。「自分たちは別のスピードボートに乗っていて船が沈むのをみた。乗客が助けを求めるのを見た」との目撃者の話。10人を救ったがすでに亡くなっていた。結果として7人を救助し、さらに救助しようとしたが、すでに遅かった」 また別の目撃者がBBCに語ったところによると「自分は午前10:30に浜に出ると、突然“助けて、助けて”の叫び声を聞いた。そして、船首部分が水に沈むのを見た、という。「そこで自分と友人は小さな手漕ぎボートで現場に向かったが、ほかの2隻のボートも駆けつけた」 「他のボートも来たのがラッキーだった。救命胴衣を生存者に向かって投げた」また、警察のダイバーが現場を確認している。BBC現地通信員の話ではこの湖での事故はまれなことであるという。またマケドニアの運輸相は辞任を表明している。
マケドニア共和国:は、東ヨーロッパのバルカン半島に位置する共和国。元はユーゴスラビア連邦を構成していた国の1つで、南はギリシャ、東はブルガリア、西はアルバニア、北はセルビアおよびコソボと、四方を外国に囲まれた内陸国である。人口は約2百万人。