人と仕事

新しい仕事のたのしみは新しく人と出会うことである。自分と同じような人と仲良くなれたり、異なった人生を歩み、異なった考えを持つ人に感化されたり、やっぱりいたよって感じのタイプにうんざりさせられたり。基本的に仕事が続くかどうかは、「先輩」に手本となるような人がいるかが大きく左右するような気がする。つまりその業界とかその会社とか、ある一つの仕事に関わるグループに、憧れたり、切磋琢磨できるようなスゴイ人がいるかどうかだ。

手本になるような人を「モデル」というけど、キャリアを積み上げられない人には、こうしたモデルと出会えなかった人が多い。バブル期にキャリア・マネージメント、キャリア・コンサルティングとかいう学問が注目されて、そうした分野の資格がいくつも設立されて、その資格取得のための学校や講習会や研修会が今やかなり大きなビジネスになっているけど、彼らが言うように、かたちから入っていくマネージメントに果たして効果が持続するものがあるのだろうか。モデルを見出していくには、もっと深いものが必要であるように感じてしまう。