外在化する

イライラしたり、不快な感情に押し潰されそうになったとき、その感情を自分の外に出してみる。決して行動化するということではなくて、そんな自分を自分の目の前に放り出してみて、歩かせてみたりするということ。

たぶん、債務超過になった会社が、不良な債権を引き継ぐ会社と良好な経営ができる会社に分離して、後者が利益を出して、不良な債権を清算していくような感じに似ているかもしれない。負債や経営力を客観的に数値化して、健康的な部分が本来の力を出して、マイナス部分を計画的に解消していくこと。

調子の悪いのがピークになっているとなかなかできないことだけど、状態が慢性化してきたとき、自分の良質なぶぶんに栄養を与えようといった発想ができるようになればそんなに難しいことではない。タイミングが重要になってくるけど、負の部分を外在化して、自分の外で冷静に観察したり、上書きしたり、または誰かがやってきて修復してくれるのをまって、十分に「毒」を抜いた後で再取り込みしていくことは一つの方法のような気がする。少なくとも自分の中で何から何までごちゃごちゃにしたまま刺々しく在り続けるよりいい。