前にしか向かない意識でクルマを運転するな。

夜の国道。片側2車線の走行車線を走っていたら、トラックが狂ったように右から前に入ってきた。

追い越し車線を制限速度で走る乗用車がいて、後ろについたトラックがイライラしていた。道交法ではその乗用車はべつに悪くはないんだけど、やはり後ろにべたっと付かれたら道を譲ってあげればいいと思うんだけど、乗用車はずっとそのスピード、つまり走行車線のクルマと同じ速度で走行し、前は何百メーターとがら空きだった。

よくその先で右折するクルマが、延々と右車線を走って、後ろのクルマをブロックしていることがある。これはどちらが正しいか何とも言えないけど、ぼくは制限速度で走るなら走行車線を走るべきのような気がしている。車間距離は2mほどしかなかったけど、ぶつかれるものならぶつかってみろって感じで、ぜんぜんスピードを上げようともしなかったし、走行車線に入って、トラックを先に行かせるってこともしなかった。

で、ぼくもその先で右折したかったので、少し減速してトラックが走行車線を使って乗用車を追い越せるようにしてあげたんだけど、短気な運転手はまだ十分なスペースがないうちにガッとこちらに入ってきて、乗用車の鼻先をこするように、また追い越し車線に戻っていった。後ろから見て、トラックは怒って湯気を出しているかのように見えた。

で、右折したら、こんどはその乗用車は走行車線に入った。ぼくは次の信号でもう一度右折したかったので、追い越し車線に入って、その乗用車の右側を追い抜いていこうとしたとき、この乗用車は左折のウィンカーを出しながら、逆ハンドルを切って、白線をまたいで、ぼくのクルマに衝突しそうになった。曲がるのに逆ハンが必要なほど狭い道に入るわけではなかったのに、あれはクセなのか、後方を確認しないままクルマを逆方向に流してくるって、信じられなかった。

運転手の顔は見えなかったけど、基本的に前にしか意識がいかない人だったのだろう。自分の前にしか関心が行かない人って、クルマを運転すべきじゃない！　何でこういう人に免許証がでるのか、不思議で仕方ない。クルマを運転するとき、決して自分が上手いとjか正しいとか言うつもりはないけど、ときどき絶望的な気分になってしまう。これはぼくだけのことなのだろうか。