宗男vs.乙武

ベビーシッターでこの二人が論争しているってヤフーニュースが伝えてた。もとのブログやtwitterを読んでないから断定できないけど、乙武さんのもの言いはちょっといい子ぶりっこのような気がする。それに、雑草の宗男さんがエリートの乙武さんに上から目線を感じて感情的になっている構図が面白い。

母親が顔隠し状態でテレビカメラの前に出て来て、「以前預けたときに子どもがあざつくってた」「だから今回は違う人に預けようと思った」と言っていたのを聴いたけど、ぼくはこれに引っかかっている。そんな経験があったらそんなサイトのところに子ども二度と預けないでしょう。実際、母親の説明だと、誰が自分の子どもを見てくれるのか分からないまま子どもを路上で手渡しているのだ。これは、やはり無責任のそしりをまぬかれない。ただ、こうした無力な母親への福祉的な、心理的な支援がないもの現代社会の抱える闇であって、今回の事件はその闇に光を当てている。

便利になって、いろいろな意味で「出会い」が簡単にできるようになった現代では、常に悪意の人との出会いもありうると警戒しないとならない。そして、こうした人たちの餌食にならないためには、社会保障制度の不備を常に訴えるとともに、自分の感覚を研ぎ澄ませていくことが求められ、そうした感覚を養う学校教育、社会教育も必要なのだと思う。今、子どもがこうした危険にさらされているって、「ごめん」じゃ済まない話しだ。