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ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

幻聴

2012-03-30 00:48:31 | 日記
幻聴に悩む友人からお菓子が宅急便で届いたので、さっそくお礼の電話を入れた。たぶん、話がしたくて、ぼくの留守中に何度か電話してきていたのだろう。留守電で折り返しを頼むのに気が引けて、こんな方法になったんだと思う。

電話は1時間近くに及んだ。幻聴がひどくなったので、通院先を変えた方がいいのだろうかといった相談だった。ぼくはいつものように、幻聴の現れ方を質問して、じっくりと話を聞いた。「ほんと、四六時中だから辛いよ」と言った。でも、彼女の幻聴を説明する声の調子が以前より明るかったこと、自虐的なジョークも交えていたこと、客観的な表現で語れていたことなどから、少なくとも前回より「悪化はしてない」なって勝手に‘診断’して、住んでる近くにいい医院か病院があるか、それとも信頼できるカウンセラーがいるか、詳しそうな人と話ができたら訊いてみると言って、電話を切った。

医師に「幻聴が辛い」と言うと、「無視してください」としか答えが返ってこないという。さらに「自分の内面の深いところを聞いてほしい。アドバイスしてほしい」とお願いすると、かならず「うぅ・・・、最近は、フロイトとか人気がないんでね」って話しになってしまうようだ。別に彼女は精神分析してほしいと言ったわけではないんだけど、「内面とか深いところ」っていうと、なぜか先生はフロイトを連想して、拒否的になるらしい。

幻聴が消えづらい症状だってことはわかっているけど、もうちょっと患者を支える気持ちが欲しいかなって感じた。長いこと診てもらっている病院を移ってしまうことは、患者にとってはとてもエネルギーの要ることで、なかなか判断できないことなのだから。

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