自律神経失調的グチ

明け方までパソコンに向かっていると、ふと自分がなんで息をしているのか、自律神経っていつから自立して自律しているのか、思考がその瞬間止まってしまうようなことが頭に浮かぶ。

ぼくがこの狭い空間でかつて歩いてきた遠い国のことを考えているとき、デカン高原やラ・マンチャの農民たちは壁も柵もない大地でめちゃくちゃ遠くを眺めながら、ささやかに家族のこと思ったり、麦や綿が売れたときのご馳走を考えたりしているのだろう。どちらが幸せなのかなんて絶対わからないけど、また終わりのない旅をしてみたいとつくづく思う。

昨日は、夜中にiPhoneでYou'll never walk aloneを検索して聴いていたらあっという間に２時間が過ぎた。そのぶん仕事がずれこんでしまったけど、emocionたっぷりな自分の登場に少し力をもらった。あの２時間は全く別人格だったような気がする。アイルランドのジャガイモ飢饉や造船業の衰退。資本主義の光と影を体現してきたリバプールのあの温かくも空疎なSaturday lunchの空気がフラッシュバックしてきた。

明日は、寝坊して、誰のことも気にかけず、たくさん英語の歌を聴こうと思った。ぼくにもそんな日があって許されるはずだ。