いかしたダンプカー

先日

ビッグモロー(http://yubarimelon.chicappa.jp/)にいかしたダンプカーがやってきた。

いかしたといっても車のことではない。

乗ってる人だ。

たいていデカいダンプといえばゴツイお兄いさんが降りてくるという

パターンが多いのだが、

私たちはそのダンプから降りてきた御仁を見て

ビックリ仰天玉手箱。

なんと屈強な男の人ではなく

小柄な長い髪をなびかせた女の子（？）だった。

「いや～～よ～くこんな大きい車運転できるね～～！！」

と、

お母さんがたまげた顔して聞くと

その女性は

「全然大丈夫ですよ！！」

と、ケロッとした涼しい顔。

私も同じ大型免許を持ってる男として

これは黙って見ている訳にはいかない（たいした乗ってもいないが）と

ウヌウヌっとお母さんを押しのけ前に出て

「でも、普通車と違って前後の間隔が難しいでしょう～～！！」

と、

さもさも何十年も乗っているベテランのような顔をして

ちょっと胸を張りながら尋ねてみた。

彼女はなぜか笑いながら

「いや、もう１５年も乗ってるから

全然平気ですよ。」

と、私の未熟さを見透かしたように笑っていた。

私に退（ど）かされたお母さんが

また前に出てきて

「あんたまだ３年くらいしか免許取ってから

たってないしょ！！

こっちはもう１５年だよ！！大先輩だよーー！！」

と、大きな声をだしてその女性に言ってしまった。

 

私はお母さんに正体をバラされ気恥しい気持ちになったが

いつものことだから

私も頭を掻いて笑っていると

彼女はニコニコしながら夕張アスパラを買って元気に手を振って

大きなダンプカーを動かしながら

ビッグモローを後にした。

去った後

私たちは声を揃えて言った。

 

「カッコイイ～～～・・・」