日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

震災と甲子園の経験を胸に 宮城 石巻工元首相の思い

2015-08-20 07:15:00 | 報道/ニュース

8月11日 おはよう日本


神奈川県にある日本体育大学のグラウンド。
石巻市出身の阿部翔人さん(日本体育大学3年)。
3年前 阿部さんは石巻工業のキャプテンとして春の選抜に出場した。
復興の力になると臨んだ震災1年後の甲子園。
阿部さんは復興への思いを選手宣誓に込めた。
(石巻工業主将⦅当時⦆ 阿部翔人さん)
「東日本大震災から1年
 被災をされた方々の中には
 苦しくて心の整理がつかず
 今の当時のことや亡くなられた方を忘れられず悲しみにくれている方がたくさんいます。
 その苦難を乗り越えることができればその先に必ず大きな幸せが待っています。」
(阿部翔人さん)
「甲子園にも出られて
 選手宣誓をして被災地の気持ちも代弁して
 そのおかげというかその経験で周りからもいろいろ注目されるようになって。
 僕が下の世代に先頭きってやらないといけない。」
震災が起きたあの日
石巻工業は津波で校舎の1階が浸水。
生徒は2日にわたり外に出られなかった。
その後 阿部さんたちはグランドの泥をかき出し40日後に練習を再開する。
全国から送られた野球道具を修理しながら練習を続け
初めての甲子園につなげた。
あの甲子園から3年。
阿部さんはいま体育教師になるための勉強を進めている。
震災があったからこそ野球の指導者になりたいという思いが強くなったと言う。
(阿部翔人さん)
「生活も満足にできない状況までなった経験があるので
 本当に当たり前のことが当たり前にできる環境が本当に感謝しないといけないし
 そういう気持ちから教えたい。」
8月 阿部さんは石巻に戻って母校を訪ねた。
教育実習を申し込んでいた。
当時の担任の先生も迎えてくれた。
(当時の担任の先生)
「いろいろ経験してることだからその経験持ち帰ってこっち来るんでしょう。
 素晴らしいね ほんとに。」
阿部さんはこの日 後輩たちの練習を手伝った。
震災そして甲子園を経験した自分だからこそ伝えられることがある。
指導者への思いをあらためて強くした。
(阿部翔人さん)
「野球の練習をしている中でもつらいことっていっぱいあって
 そのつらいことを目先でこなすんじゃなくて
 その先にもっといいことがあるんじゃないかって。
 僕が甲子園に出て学んだことや
 震災を経て学んだことを
 生徒や選手にしっかりと伝えて
 それでまた甲子園に出られればと思います。」



 


コメント    この記事についてブログを書く
« “携帯端末で気軽に” 未病研... | トップ | 宇宙飛行士への挑戦 それか... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

報道/ニュース」カテゴリの最新記事