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大分 ハイブリッド芝で耐久性アップ ラグビーW杯へ準備

2018-05-21 06:30:00 | 報道/ニュース

5月7日 おはよう日本


来年の秋に開幕するラグビーのW杯。
大分市の会場
大分銀行ドームでは準決勝など5試合が行われる。
大分県ではこうしたビッグゲームを行なうのにふさわしい会場を準備するため
日本ではまだ例が少ない特殊な芝の導入を計画している。

大分銀行ドームに立てられた巨大なゴールポスト。
高さはW杯用の17m。 
大会に向けた準備が着々と進んでいる。
大分県が新年度の当初予算に盛り込んだ大分銀行ドームの改修費は11億円余。
今後スタジアムの照明の増設や大型モニターの設置などを進める。
そしてグラウンドには“ハイブリッド芝”という特殊な芝を導入する計画である。
これは
グラウンドに人口繊維を埋め込み
天然芝の根をからめるものである。
人口繊維の割合は芝のわずか数パーセント。
それでも耐久性が高まる効果があると言われている。
一昨年4月 大会の統括責任者が大分銀行ドームを視察。
施設全般を高く評価する一方
芝の質について言及した。
(ワールドラグビー統括責任者 アラン・ギルピン氏)
「ワールドカップの試合に使われるグラウンドには高いクオリティが求められる。
 短期間でたくさんの試合があるので
 芝の状況を把握しておく必要がある。」
大分銀行ドームはこれまでもたびたび芝の状態が課題となった。
一昨年10月に行われたトップリーグの試合。
スクラムの後は大きな負担に芝が絶えられなかった。
一方前回のW杯イングランド大会の決勝戦。
ハイブリッド芝を使っている。
決勝はこのスタジアムで10試合目だったが
芝の状態は良好。
いまや大きな試合を行なう海外のスタジアムはハイブリッド芝が主流になっている。
大分銀行ドームで行われるW杯の試合は
19日間で5試合。
特に世界が注目する準々決勝は2日連続となる。
県では最後まで芝の状態を維持するためハイブリッド芝の導入を決断した。
(大分県ラグビーW杯2019推進室)
「大分銀同ドームの特性である風通しや日当たりの悪さをカバーするため
 ハイブリッド芝を導入したい。」
ハイブリッド芝がグラウンド状態を保つ切り札となるのか。
国内では初めてこの芝を導入したノエビアスタジアム神戸。
このスタジアムはサッカーJ1ヴィッセル神戸の本拠地で
W杯の会場でもある。
ハイブリッド芝となって初めてJ1の試合が行われた。
きれいに刈りそろえられた芝にスパイクのポイントが食い込む。
試合終了後 神戸市の担当者らはすぐに芝の状態を確認した。
(抗夏至口縁部整備課)
「ゴール前は1番選手が密集するエリアで
 1番傷みやすい。
 この状態であれば何の問題もない。」
神戸市では
ハイブリッド芝の普及が進むヨーロッパの技術を学び
最高の状態でW杯に臨むことにしている。
(神戸市口縁部整備課)
「今回導入したハイブリッド芝を生かすために
 残り1年半あるので
 より効果的な管理手法を確立して
 万全のピッチ状況でW杯を迎えたい。」
W杯の試合は世界が注目する。
大分県が任されたのは他の開催都市と比べて別格となる5試合。
責任は重大である。
(大分県ラグビーW杯2019推進室)
「責任は感じている。
 全世界が注目する試合で
 試合の流れを止めることや選手のケガを防止するため
 ピッチコンディションを最高の状態に仕上げていきたい。」


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